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【SUPER GT第6戦 SUGO】ポールポジション記者会見。バトン選手は6年ぶりのポール獲得で「ファンタスティックな1日」

2018年9月15日 記者会見

第6戦 SUGO ポールポジション記者会見。GT500クラス 100号車 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトン選手(左)と山本尚貴選手(中左)。GT300クラス 61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人選手(中右)、山内英輝選手(右)

 スポーツランド SUGO(宮城県柴田郡村田)で9月15日に行なわれた「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 6 SUGO GT 300km RACE」(SUPER GT第6戦 SUGO)の公式予選。ポールポジションを獲得したGT500の100号車RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴選手、ジェンソン・バトン選手と、同じくGT300の61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人選手、山内英輝選手が予選後の記者会見に参加した。

GT500クラス 100号車RAYBRIG NSX-GT

山本尚貴選手(左)とジェンソン・バトン選手(右)
ジェンソン・バトン選手

 ポールポジションを獲れたのは最高の気分。2012年のスパ(F1第12戦ベルギーGP)で獲得したのが最後だから、6年、ここまで長かった。今日はファンタスティックな1日になったと思う。ウェットだった午前中はタイヤもうまく機能して楽しかった。ドライでニュータイヤを試すことができなかったけれども、マシンの仕上がりが良く、ニュータイヤもよくて、けっこうプレッシャーもあったとはいえ、Q1では新しいドライタイヤでもうまく走ることができた。

 今のところチャンピオンシップで2位を争っているわけで、ポジティブなシーズンを送れている。そんななかでポールポジションを獲れたのは重要だと思う。(BOPやウエイトハンデは大きかったが)彼(山本選手)なら大丈夫だと思った。

山本尚貴選手

 ポールポジション獲ることができて素直にうれしく思います。なんといってもJB(ジェンソン・バトン)が、ニュータイヤでドライコンディションをアタックしたことがないなか、Q1を見事に突破してくれた。にもかかわらず3番手のタイム出してくれたので、(自分は)3番手以上をとらないとちょっとカッコがつかない、というプレッシャーがあったんですけど、彼のアタックのおかげで午前中のデータとも重ね合わせることができて、僕もいいアタックできたと思う。燃料リストリクター制限がステージ2で、ウエイトも(80kg)積んでいるなかで、こうしてポールポジションを獲れるクルマを作ってくれたチーム、ホンダに感謝しています。

(ポールポジションは)獲れるとは思っていませんでした。僕たちの調子云々より、ほかに軽いクルマがいることを知っているので、Q2にギリギリ通れる通れないかを考えていたくらいだったんですけど、チャンピオンシップを争っている1号車と23号車、36号車がQ1で敗退したのを見ると、ポールポジションを獲った以上に(Q2に進出したこと自体が)価値あることだと思います。

 JBが初めてSUGOを走るにあたっては事前に8号車(ARTA NSX-GT)に乗らせてもらうことができ、ARTAのみなさんに感謝しなければいけない。JBと僕がうまく機能するためにとってくれたホンダの作戦、メーカーとして今うまく機能している。そういうところもうまく機能させなければ今のSUPER GTでは前に行くことが難しい。いろんな努力があってこのポールポジションを獲れたのだと思うと、すごく感慨深いなと思います。

GT300クラス 61号車SUBARU BRZ R&D SPORT

井口卓人選手(左)と山内英輝選手(右)
井口卓人選手

 山内選手はSUGOサーキットで速い速いと聞いていたんですけど、本当に山内選手と組めてよかったなと思っています。午前中から難しい天候のなか、バトン選手と同じでレインタイヤしかはいていない状況で、ニュータイヤで予選の一発を出さないといけなかったので、吐くかとおもいましたけど(笑)、なんとか吐かずにアタックできて(Q1の)トップタイムを獲れました。その後、山内選手にうまくつないで、すばらしいラップを記録してくれたので感謝しています。

山内英輝選手

 スバルに入って4年目、長かったんですけど、やっとポールポジションを獲れて、うれしく思います。バトン選手がスリックでQ1 3番手で(山本選手が3番手以上とらないと、というプレッシャーがあった話がありま)したけど、井口選手はトータルでトップでしたので、それ以上に吐きそうでした(笑)。でも井口選手がいい走りをしてくれたから、僕もそれを見て頑張ろうと思えたので、感謝しています。明日が大事なのでしっかり切り替えて頑張りたいなと思います。