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ゆきぴゅーの「東レ PPOテニス 2018 ジュニア育成プログラム Supported Porsche」潜入レポート!
2018年9月20日 11:00
Car Watch読者の皆さまこんにちは。イラストライターのゆきぴゅーです。おかっぱです。先日、Car Watch編集部のK林さんからこんなお電話がありました。
K林:「ゆきぴゅーさん、日曜日にテニスを観に行きませんか?」
ゆきぴゅー:「え? もしかして、またポルシェに乗って軽井沢ですの!? 行きますわ~!」
K林:「今回は軽井沢ではなく立川です。そして多摩モノレールで来てください」
ポルシェで行けないのは残念ですが、このたびもポルシェのお仕事でした。というのも、東京都立川市で9月23日まで開催している「東レ パン パシフィック オープンテニス 2018」にオフィシャルスポンサーとして協賛しているポルシェ ジャパンが、女子ジュニア選手を招待して、プロ選手から直々にレッスンを受けることができるというプロジェクトを企画したのです。題して「東レ PPOテニス 2018 ジュニア育成プログラム Supported Porsche」!
これはポルシェ ジャパンが数年前から力を入れている、若手スポーツ選手の支援と育成プロジェクトの一貫。本大会に出場しているプロ選手を生で見られるだけでなく、直々にレッスンが受けられるというのですから、これはもうジュニアにとっては夢のような機会でありましょう。
日本最大の国際女子テニストーナメント「東レ PPOテニス 2018」会場へ
というわけで、やってきたのは東京都立川市にある「アリーナ立川立飛」。会場の入り口には屋台なども出ていて賑わっていました。ちなみにこの東レ PPOは、日本最大の国際女子テニス公式戦。2017年までは「有明コロシアム」で開催されていましたが、今年はその有明会場が東京オリンピックのために改修工事中ということで、ここ立川での開催となっています。一躍“時の人”になった大坂なおみ選手も出場しているので、今年は大注目の大会ですわね。
元世界ランク1位の選手が登場! まずはカロリナ・プリスコバ選手
今回、このプログラムに招待されたラッキーガールたちは、関東テニス協会が選抜した女子関東ジュニアテニスランキングの上位7名。そんな“未来のプロテニス選手たち”が待つコートに最初に現れたのは、チェコのカロリナ・プリスコバ選手です。Tシャツと短パンからすらりと伸びた手足の長さに目が釘付け! そして、横に並んだジュニア選手たちが憧れの眼差しでプリスコバ選手を見つめていたのが印象的でした。
さっそくレッスン開始です。まずはサーブ。プリスコバ選手がお手本を披露しました。
「私は背が高いので簡単なのですが、皆さんはまだ小さいので、膝を使って伸び上がって、高いところで打つつもりでやってみて!」
そうアドバイスするプリスコバ選手の目の前で打つサーブ練習は、1人3球。観客席で見ている私までドキドキしちゃいましたが、ジュニアの選手たち、とてものびのびと打っているように見えました。プリスコバ選手からは「わるくないわよ」とか、「もう少し高くトスを上げてみて」とか、「地面から力をもらうように」などといったアドバイスが。なんて贅沢なレッスンなんですの~!
続いては、プリスコバ選手と1対1のラリー。時間は1人きっちり1分間で、数えてみると大体1人あたり15球を打っていました。コートの左右にきれいな弧を描いてボールが行き来する様子に思わず見とれていましたが、ジュニア選手にとっては貴重な15球だったに違いありません。
7分間にわたって全員とのラリーを終えたプリスコバ選手は、ジュニア選手たちとハイタッチしながら「私もいい練習になったわ。ちょっと汗をかいちゃった」とコメント。大きな拍手と声援に見送られてコートを後にしました。
続いてヴィクトリア・アザレンカ選手が登場
レッスンをしてくれる2人目は、ベラルーシのヴィクトリア・アザレンカ選手。会場に現れるとあちこちから愛称である「ビカ~!」の声援が上がりました。2016年に男の子を出産したママ選手なのだそうですよ。それにしても、女子テニス選手ってどうしてこんなにカッコいいんですの~!?
まずは反対コートから男性コーチが打ってくるボールを打ち返すフォアハンドストロークの練習からスタート。1人5球をアザレンカ選手の前で披露します。ジュニア選手の動きをじっくり見ながら「もう少し肩を入れて」とか「足の動きがいいわね」とさかんに声をかけてくれるアザレンカ選手。ラストは「日本にはたくさんいい選手がいるのね! 日本の未来は明るいわよ」という頼もしい言葉もありました。
「子供たちとのイベントは大好きなの」というアザレンカ選手。「皆さんがツアーに登場してくるのを楽しみに待っているわ!」という言葉を残してくれました。
今回レッスンをしてくれたプリスコバ選手とアザレンカ選手には、ポルシェ ジャパンのマーケティング部長 山崎香織さんからプレゼントが贈られました。受け取ったアザレンカ選手は「あら、クルマかしら!?」とナイスなリアクションも。
世界に羽ばたいていきたいという若い世代を積極的に支援するポルシェ
イベント終了後、ポルシェ ジャパン マーケティング部長の山崎香織さんは、招待したジュニア選手たちに「皆さんがすごくいい笑顔でレッスンを受けているのを見て、私も幸せを分けてもらった感じがします。これからも頑張ってくださいね」と話しかけていました。
それに応えるように、ジュニア選手たちからは大きな声で「どうもありがとうございました!」と感謝の言葉。私は思わず軽井沢フューチャーズの表彰式での選手の挨拶とかぶって、またしてもうるうるしてしまいましたの。
最後に山崎さんは「実際にジュニアの7名の選手が元世界ランク1位の2名の選手から直接レッスンを受ける姿を間近で見ていて、私自身も自分がレッスンを受けているかのように緊張したり、ドキドキしたりという気持ちになりました。何より子供たちの笑顔が素晴らしく、ポルシェとしても今後こういった取り組みを続けていければなと思っております」と話していました。
スポーツカーメーカーとして、世界に羽ばたいていきたいという志を持っている若い世代の人を支援する取り組みを7年ほど前から始めているポルシェ。「いろいろな人に夢を与えたい」というポルシェの思いはこの日、7名のジュニア選手に確実に届いたことでしょう。そんな貴重な場を間近で見ることができて、私としても感謝の気持ちでいっぱいになったジュニア育成プログラムでした。