ニュース
ゆきぴゅーの最新ポルシェで“男子プロテニスの登竜門”「軽井沢フューチャーズ2018」を観戦してきましたの
ポルシェ ジャパンが若手アスリートをサポートする理由とは?
2018年6月19日 15:44
Car Watch読者の皆さまこんにちは。イラストライターのゆきぴゅーです。おかっぱです。6月上旬にCar Watch編集部のT川編集長からこんなお誘いがありました。
T川編集長:「ゆきぴゅーさん、週末軽井沢にドライブがてらテニスの試合を観に行きませんか?」
ゆきぴゅー:「テニスを観に軽井沢!? ステキですわ~!」(でもそんなステキなお話の裏にはきっと何かあるに違いないですわ!)と、警戒心の強い私ゆきぴゅーが問い詰めたところ、さらにびっくり! なんとポルシェで行くと言うんですの。そんな夢のようなお仕事がありますでしょうか。
ゆきぴゅー:「わたくしポルシェは運転したことないけれど頑張りますわ~! ドキドキですわ~!」
T川編集長:「あ、それはご心配なく。運転は同行のモータージャーナリストさんがやってくださいますから!」
ということで、モータージャーナリストの橋本洋平さんと一緒に、初夏の軽井沢までドライブすることになったのでした。
男子プロテニスプレーヤーの登竜門「軽井沢フューチャーズ2018」へ
乗り込んだのは「パナメーラ 4 E-Hybrid スポーツツーリスモ」という、鮮やかな青がパッと目を引くカッコいいポルシェですの。詳しいインプレッションは後日、橋本さんが書いてくださるはずですので、そちらでじっくりご覧くださいませね。
ちなみに私は、ブレーキキャリパーなどの部分にアクセントで使われている蛍光色っぽいグリーンが気に入ってしまったのですが、どうやらこれは“アシッドグリーン”と呼ばれるカラー。ポルシェではハイブリッド車にだけ使われているそうですの。
着いたところは、観光客で賑わう旧軽井沢銀座のメインストリートから一本奥に入った通りにある「軽井沢会テニスコート」。ここは天皇皇后両陛下の出会いの場として知られる有名なテニスコートですわね。
そのテニスコートで開催されていたのが「軽井沢フューチャーズ2018」です。実はポルシェ ジャパンは2016年度からこの大会に協賛していて、タイトルスポンサーになっているんですの。なので、大会の正式名称は「ポルシェ軽井沢フューチャーズ2018」。コート周辺のフェンスには「PORSCHE」の文字が入った横断幕がどど~ん、クラブハウスの入り口には「マカン GTS」が展示されていて、観光客の視線を浴びていました。この「軽井沢フューチャーズ2018」は毎年6月上旬ごろに行なわれ、軽井沢の初夏の風物詩となっているそうですよ。
ではさっそくテニスの試合を観戦……とその前に。テニスコートのすぐ近くにある「軽井沢集会堂」で、ポルシェの特別試乗会を開催しているというので、ちょっと立ち寄ってみることにしました。
“軽井沢フューチャーズを応援いただいている皆様へ”と題して開催されていたこの特別試乗会。用意されていたのは「パナメーラ 4 E-Hybrid スポーツツーリスモ」「マカン」「718 ケイマン」の3台。当日受付の先着順で行なわれ、周辺の道路を20分ほど試乗できたようです。「ポルシェを運転するのは初めて。遊びに来た軽井沢で試乗できるなんてうれしい」と、感激されていた方もいらっしゃったようです。私も試乗してみたかった……。
ふたたびテニスコートに戻ってみると、ちょうどダブルスの決勝戦が行なわれているところでした。若手プレーヤーとはいえ、プロ選手の試合を観るのは初めて。サーブボールの速さは間近で見るとかなりの迫力ですの! そして、長いラリーが続くと選手たちの息づかいがだんだん激しくなって、手に汗握りながら観戦してしまいました。
ところでこの「軽井沢フューチャーズ2018」は、世界男子テニスツアーの下部ランクのトーナメント戦のことで、上位のトーナメントへ出場するための“登竜門”と言われている大会なのだそう。テニスのことをまったく知らない私ゆきぴゅーでも、これらの大会の頂点となる4大大会“グランドスラム”の名前は聞いたことがありますわ。
日本テニス界の次世代を担っていく若手プレーヤーの皆さんの、世界への足がかりとなる大会の1つがこの「軽井沢フューチャーズ」というわけですが、特筆すべきはその賞金総額! ポルシェが協賛をスタートした2016年からは賞金総額がそれまでの1万ドル(約110万円)から2万5000ドル(274万円)にアップしたそうですよ。さすがポルシェ!
この日、7-5、6-4で奥選手と福田選手ペアが優勝を決めた瞬間、両ペアの健闘を讃えて観客席から拍手が沸き起こりました。感動したのが表彰式での選手の皆さんのスピーチです。準優勝ペアの野口選手は開口一番「この大会を開催してくださったスポンサーの方々、大会関係者、ボールボーイの皆さん、本当にありがとうございました」と挨拶。
そして優勝ペアの奥選手も「まず最初に今大会のメインスポンサー様でありますポルシェ ジャパン株式会社様、本当にありがとうございました。それからスポンサー各社の皆さま、大会関係者の皆さま、ボールボーイの皆さん、どうもありがとうございました」と頭を下げ、私はこの挨拶を聞きながら思わずうるうるしちゃったほどですの。
先ほど、ポルシェ ジャパンが協賛した3年前の大会から賞金総額がアップしたことを書きましたが、大会レベルがグレードアップしたことによって勝利した選手が獲得できるポイントも増えたそうです。テニスの世界では“世界ランキング○位”などと耳にしますが、このランキングを決めるポイントがこれなのですね~。ポルシェ ジャパンがこの大会を協賛するようになって、若手プレーヤーの皆さんが世界に近づいたと言っても過言ではないのです。そんな背景を心に留めながら観戦したダブルスの決勝だったのでした。
テニスだけではない、ポルシェ ジャパンの若手アスリートたちへの協賛活動
ポルシェ ジャパンは、2013年から世界で活躍する若手の日本人アスリートを「Porsche Driving Athlete」として契約し、サポートを行なう活動をしています。そのジャンルはレーシングドライバーのほかにもカヌー、ゴルフ、サッカーなど幅広いのが特徴です。レーシングドライバーとしては上村優太選手や片山義章選手、サッカー選手では南野拓実選手らがPorsche Driving Athleteとして各方面で活躍しているのです。
表彰式に登壇したポルシェ ジャパン マーケティング部 マネージャーの木下雅子さんにお話をうかがうと、「ポルシェはクルマの中では“アスリート”に例えられることがあるのですが、製品のイメージと重なるような選手にポルシェの名の下で活躍してもらいたいという願いも込められているのです。今後もこの活動は充実・拡大していきたいと思っています。なにより若い世代の皆さんにポルシェに親しみを覚えてもらいたいですね」と話してくれました。
今回の優勝、準優勝ペアの表彰式での挨拶は、ポルシェ ジャパンの“若い世代を応援する”というプロジェクトが成功している証拠。企業とアスリートの思いが通じ合っているな~と思える素晴らしい時間を、今回の軽井沢では過ごすことができたのでした。ポルシェさん、どうもありがとうございました~!