イベントレポート

【ジュネーブショー 2018】独ポルシェ、電動CUVのスタディモデル「ミッションEクロスツーリスモ」と520PSエンジン搭載の新型「911 GT3 RS」世界初公開

「ミッションEクロスツーリスモ」は最高出力600PSで0-100km/h加速3.5秒以内

2018年3月6日~18日(現地時間)開催

ジュネーブショーで世界初公開された「ミッションEクロスツーリスモ」

 独ポルシェAGは、スイス ジュネーブで開催されている「第88回 ジュネーブ国際モーターショー」(プレスデー:3月6日~7日、一般公開日:3月8日~18日)で、「ミッションEクロスツーリスモ」「911 GT3 RS」の2モデルを世界初公開した。

 クロスオーバーユーティリティビークル(CUV)のEV(電気自動車)コンセプトスタディモデルとなるミッションEクロスツーリスモは、800Vの急速充電ネットワークに対応して素早い充電に対応。全長4.95mというオフロード仕様のボディに、パワートレーンとして2つの「パーマネントマネージメントシステムモーター(PSM)」を採用。最高出力440kW(600PS)以上を発生して4輪駆動システムによって路面にパワーを伝え、0-100km/h加速は3.5秒以内、0-200km/h加速は12秒以内を実現する。また、他のEVと大きく異なる点として、一切のパフォーマンスを失うことなくフル加速を連続して行なえるとしている。

ミッションEクロスツーリスモは2つの「パーマネントマネージメントシステムモーター(PSM)」を採用し、0-100km/h加速は3.5秒以内、0-200km/h加速は12秒以内を実現

 このほかにミッションEクロスツーリスモでは、インテリアでイノベイティブなメーターディスプレイを搭載。タッチスクリーンと視線追跡システムによる操作を可能としている。また、この発表のなかでは、ミッションEクロスツーリスモのベースとなったEVスポーツカー「ミッションE」の市販モデルを2019年に世界初公開する予定となっていることも合わせて発表された。

ミッションEクロスツーリスモのデザインスケッチ
新型「911 GT3 RS」

“自然吸気エンジンを搭載した最もパワフルな公道仕様のサーキットスポーツカー”として設定されている911 GT3 RSは、最高出力383kW(520PS)/9000rpmを発生する水平対向6気筒の4リッター自然吸気エンジンを搭載。0-100km/h加速3.2秒、最高速312km/hの動力性能に加え、「リアアクスルステアリング」を備えたシャシーも妥協のない精度にチューニングされているという。

0-100km/h加速3.2秒、最高速312km/hのスペックを誇る911 GT3 RS
新型「911 GT3 RS」イメージムービー(1分41秒)

編集部