ニュース

豊洲「WILD MAGIC」でポルシェ三昧のイベント。新型カイエンの展示もあった「Porsche Glamorous Camp」レポート

“世界一の焙煎士”後藤直紀氏、“シェフパティシエ”青木定治氏による非日常の空間を楽しむ

2018年7月16日 開催

7月21日発売の新型「カイエン」も展示された1日限りのグランピングイベント「Porsche Glamorous Camp」

 ポルシェ ジャパンは7月16日、1日限りのグランピングイベント「Porsche Glamorous Camp」を東京 豊洲の都市型アウトドアパーク「WILD MAGIC」で開催した。

 ポルシェは1948年6月8日にオーストリア グミュントで「ポルシェ 356」第1号車を生み出してから2018年に70周年を迎えた。これに伴い、ポルシェ ジャパンも双方向のデジタルコミュニケーションにより全国から70周年施策に参加できる「ポルシェ70周年スペシャルサイト」を立ち上げたり、富士スピードウェイでポルシェオーナー&ファンが集う「Porsche Experience Day 2018」を開いたりするなど、70周年を記念したさまざまなイベントを実施している。

 今回のグランピングイベントもその一環として行なわれたもので、当日は抽選で選ばれた90組180名を含め、約1500名を招待。会場では「マカン」や「パナメーラ スポーツツーリスモ」の試乗をはじめ、7月21日発売の新型「カイエン」、伝説のラリーカー「ポルシェ 959」などの特別展示が行なわれた。

「ポルシェ 356」第1号車が誕生してから2018年に70周年を迎えたポルシェ。「Porsche Glamorous Camp」はその70周年の記念イベントとして開かれた
入場口に展示された新型「カイエン」(左)と、会場の中心に展示された「マカン GTS」(中)および伝説のラリーカー「ポルシェ 959」(右)
当日はマカンやパナメーラ スポーツツーリスモの試乗会が開かれた

 また、イベント当日は35℃にも達する酷暑となったが、一服の清涼剤として“世界一の焙煎士”と呼ばれる後藤直紀氏によるアイスコーヒーや、世界的に有名なパティスリー“パティスリー・サダハル・アオキ・パリ”のシェフパティシエ、青木定治氏が監修したかき氷などが振る舞われるなど、来場者はポルシェが表現する非日常な空間を大いに楽しんでいた。

会場では前菜からメインの肉料理に加え、後藤直紀氏によるアイスコーヒーや青木定治氏が監修したかき氷などが振る舞われた
後藤氏は焙煎理論・技術を中心に、素材や製品の検証技術、抽出の基礎理論などを学び、数々の名誉ある賞を受賞。「世界一の焙煎士」と呼ばれる人物
パティスリー“パティスリー・サダハル・アオキ・パリ”の青木定治氏。2011年にフランス最優秀パティシエを、2016年にフランスで最も権威のあるショコラ愛好会「C.C.C.」が主催するショコラ品評会で6年連続となる最高位を獲得するなど、世界の最前線で活躍するシェフパティシエ
イベント当日はさまざまなワークショップが開かれた。写真のワークショップでは、70thロゴがあしらわれた白いTシャツにカイエンやマカンのシルエットスタンプなどを使ってアレンジTシャツを作ることができた
新型カイエンやマカンをかたどったキャンドル作りが楽しめるワークショップ
塗り絵やポルシェ製玩具を自由に楽しめる子供向けのコーナーも
ネイルサロンでは70thロゴカラーを用いた特別なデザインのネイルが施術された
ポルシェオフィシャルのさまざまなアイテム展示も
ポルシェ ジャパン株式会社 プロダクトマネージャー アレキサンダー・クワース氏によるマカンや新型カイエンのプレゼンテーションも開かれた

 イベントの合間に後藤氏、青木氏にポルシェの印象などについて話を伺ったところ、後藤氏は「今回のイベントはアウトドアで、外でコーヒーを焙煎して飲もうというのが贅沢ですよね。(外でコーヒーを焙煎するのは)ある意味面倒なことですが、ポルシェオーナーの方はそういう面倒なことを楽しんでいただく方が多いように思います。コーヒーは必ずしも必要な飲み物ではないわけですが、そういうものを大事にして生活に取り入れる方々は人生を楽しもうとしている。ポルシェが好きな方は、そういう傾向にあるのではないでしょうか」とコメント。

 また、イベント当日のように暑い日におすすめのコーヒーは? との問いには「本日もアイスコーヒーを持ってきていますが、夏でもホットという方は結構いらっしゃいます。とはいえ、浅煎りで酸味のあるさわやかなコーヒーの方が夏には向いていると思います。冬は深煎りのちょっと苦みの強いコーヒーがいいですね」と、季節によっておすすめのコーヒーについて紹介してくれた。

イベントは12時にスタート。開幕の挨拶を行なった後藤氏と青木氏

 一方、若かりしころにモトクロスレーサーを目指していたという青木氏は、1989年に渡仏。いくつかのパティスリーやレストランで修業を重ね、1995年にフランスのシャルルプルースト杯味覚部門で優勝。以降、2001年にパリ6区サンジェルマンに「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」を開店するなど、世界で活躍する人物だ。

 そんな青木氏も、ポルシェは「憧れのブランド」とのこと。世界の最前線で活躍する青木氏も魅了するポルシェだが、多くの来場者も新型カイエンやマカン、パナメーラ スポーツツーリスモに見て、乗って、触って楽しんでいる様子が印象的だった。

イベントは21時まで開催。来場者は思い思いにポルシェブランドを満喫していた