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スズキ、新型「KATANA」発表。海外向け大型2輪車として2019年春販売開始

「GSX1100S KATANA」を原点とする新型モデル

2018年10月2日(現地時間) 発表

 スズキは10月2日(現地時間)、新型「KATANA(カタナ)」をドイツ・ケルンで開催されている「インターモト」(10月2日~7日開催)で発表した。海外向け大型2輪車として浜松工場で生産し、2019年春より欧州を中心に販売を開始する計画。

 新型KATANAは、1980年のケルンモーターショーに出品し、日本刀をイメージした前衛的なデザインを採用した「GSX1100S KATANA」を原点とするモデル。

 新型KATANAのサイズは、2125×830×1110mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは1460mm。最高出力110kW/10000rpm、最大トルク108Nm/9500rpmを発生する水冷4サイクル直列4気筒 999cm3エンジンを搭載。装備重量は215kgとなる。

 デザインはGSX1100S KATANAをモチーフに現代風にアレンジして、シャープで大胆なラインをあしらった流線型のスポーティなスタイリングを採用。長方形の縦型2灯LEDヘッドライトや刀の切先をモチーフにしたLEDポジションランプによりKATANAらしい特徴的な顔つきに仕上げた。

 装備面では、3段階から選択可能なトラクションコントロールやABS、倒立フロントフォーク、ブレンボ製のラジアルマウントフロントブレーキキャリパーなどを装着。また、スズキ初となるスイングアームマウントリアフェンダーを採用して、リアウインカーとナンバープレートホルダーを下部に配置した。

 10月2日に開催された記者発表会で、鈴木俊宏社長は「おもしろい、楽しい、ワクワクする商品を、お客さまの立場になってつくるのが、スズキの役割であり、新型KATANAはそのスズキの将来を示す重要なモデルである。今後も世界中のお客さまに革新的でワクワクする商品をお届けすべく、2021年までに、大型車を中心に10機種以上の新型モデルを投入し、シリーズ化と商品ラインアップの強化を図っていく」とコメントしている。