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ホンダ、新型ハイブリッドセダン「インサイト」を2018年内に発売
日本仕様は専用デザインのフロントグリルとトランクスポイラー採用
2018年11月1日 11:30
- 2018年11月1日 発表
本田技研工業は11月1日、新型ハイブリッドセダン「INSIGHT(インサイト)」を2018年内に発売すると発表した。
独立したトランクを用意するセダンボディが与えられた新型インサイトは、同じくホンダのセダンである「アコード」と「シビック」の中間のポジションをカバーするモデルとなり、ボディサイズは4675×1820×1410mm(全長×全幅×全高)で乗車定員は5人。グレード展開は「LX」「EX」「EX・BLACK STYLE」の3種類となる。
パワートレーンには、エンジンに直列4気筒DOHC 1.5リッターを使う2モーターの「SPORT HYBRID i-MMD」を採用。エンジンでは最高出力80kW(109PS)/6000rpm、最大トルク134Nm(13.7kgfm)/5000rpm、モーターでは最高出力96kW(131PS)/4000-8000rpm、最大トルク267Nm(27.2kgfm)/0-3000rpmを発生。エンジンとモーターの使い分けを行ない、モーターだけで走行する「EVドライブモード」、エンジンで発電した電気でモーターを駆動させる「ハイブリッドドライブモード」、直結クラッチを使ってエンジンの力で走る「エンジンドライブモード」の3種類を設定。走行状況に応じて自動的に切り替え、シームレスで力強い加速、上質な走りと燃費性能などを実現している。
外観では、フロントノーズからリアエンドまで連続する伸びやかなラインで「品格を備えたシルエット」を表現し、フルLEDヘッドライトやクロームバーなどを備えるフロントマスクでは、日本仕様専用デザインのフロントグリルを採用。流麗なシルエットによって乗る人の美意識を表現している。このほかに日本仕様向けの装備として、EXとEX・BLACK STYLEでトランクスポイラーが追加されている。
ボディカラーは「クリスタルブラック・パール」「コスミックブルー・メタリック」「モダンスティール・メタリック」「ルナシルバー・メタリック」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック(有料色)」「プラチナホワイト・パール(有料色)」に加え、EX・BLACK STYLE専用の「ルーセブラック・メタリック(有料色)」の計7種類を用意する。
車内ではインパネ全体をシンプルな面と線で構成。本革の風合いを表現する「リアルステッチソフトパッド」を贅沢に使い、インパネの局面に合わせて手貼りで高精度に貼り合わせ、触り心地から見た目まで質の高い柔らかさを実現している。
車内の装備ではスムースレザーを使った本革巻ステアリング、運転席&助手席シートヒーター、左右独立温度コントロール式フルオートエアコン(プラズマクラスター技術搭載)、インターナビ+リンクアップフリー+ETC2.0車載器などを全車で標準装備。EXではプライムスムース×ファブリックを表皮に使う運転席8ウェイパワーシート+助手席4ウェイパワーシートを標準装備。EX・BLACK STYLEでは表皮に本革×ウルトラスエードを使う運転席8ウェイパワーシート+助手席4ウェイパワーシートを標準装備し、ウルトラスエードの専用インテリアを採用する。
先進安全装備では、全タイプで安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備。「CMBS(衝突軽減ブレーキ)」「誤発進抑制機能」「歩行者事故低減ステアリング」「オートハイビーム」など10種類の機能によって安全で快適なドライブをサポート。さらに全車で「ドライバー注意力モニター」も搭載している。