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GM、スポーツクーペ「カマロ」をフェイスリフト。ラインロック&ローンチコントロール搭載

カマロ SSは新開発の10速AT搭載

2018年11月22日 発売

529万2000円~680万4000円

スポーツクーペ「カマロ」をフェイスリフト

 ゼネラルモーターズ・ジャパンは、シボレーのスポーツクーペ「カマロ」をフェイスリフトして11月22日に発売した。価格は529万2000円~680万4000円。

 第6世代にあたる新型カマロではフロントとリアのデザインを刷新し、より洗練されたエクステリアを採用。エアロダイナミクスを細部まで追求したデザインによってパフォーマンスを向上させるとともに、力強くエキサイティングなカマロの存在感をさらに際立たせた。また、トップグレードの「カマロ SS」では、新開発のパドルシフト付10速ATを搭載したのが新しい。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
カマロ LT RS直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ(275PS/400Nm)8速AT2WD(FR)5,292,000円
カマロ コンバーチブル6,156,000円
カマロ SSV型8気筒OHV 6.2リッター直噴(453PS/617Nm)10速AT6,804,000円
フロントまわりではブラックグリルバーと一体化した“ボウタイ”を採用

 今回のフェイスリフトに伴い、エクステリアでは力強く精悍なフロントグリルを採用し、フロント中央のトレードマークである“ボウタイ”はブラックグリルバーと一体化。中空式の新デザインを採用した“オープンボウタイ”の採用によってエアフローが増加し、冷却水/エンジンオイルの温度低減に寄与。ノーマルの“ボウタイ”と比べてオープン構造によってエアフローが毎分3m3増加し、長時間のサーキット走行では冷却水/エンジンオイル温度を1.2℃低減できるという。日本仕様では安全法規対応のため、3モデル共通のフロントフェイスを採用しているのもトピックの1つになっている。

 また、カマロ SSではフード中央部にエア排出用の大型エクストラクタースタイルフードを装備。エンジンルームの冷却とエアロダイナミクスを向上させた。加えて新しいLEDヘッドライト&LEDシグネチャーランプを備えるとともに、カマロ伝統のデュアルエレメントデザインを採用したリアフェイシア&LEDテールランプを装備した。

 なお、ボディカラーについては1960年代に活躍したレースカーで親しまれていたヘリテージカラー“Sunoco Blue”にインスパイアされ、メタリックの採用によってさらに現代的なテイストに仕上げられた新色「リバーサイドブルーメタリック」を追加。「ブラック」「サミットホワイト」「レッドホット」「サテンスティールグレイメタリック」と合わせて計5色を用意する。

カマロ LT RS

 パワートレーンでは、カマロ SSのトランスミッションがこれまで8速ATだったところ、パドルシフト付10速ATにスイッチ。ギヤレンジ拡大で高速走行時のエンジン回転数を抑え、洗練度を向上させるとともに、クロスレシオ化で最適なエンジン回転を維持できるようになった。

 さらにカマロのパフォーマンスを最大限に発揮する機能として、カマロ SSでは発進時のエンジン回転数やリアタイヤのスリップ率を選択できる「カスタムローンチコントロール」、駆動輪のグリップを最大化するバーンアウト(ホイールスピンをすることでタイヤ温度を上げ、駆動輪のグリップを最大化すること)に必要なラインロック機能を標準装備している。

カマロ コンバーチブル

 そのほか、装備面では新しいフレームレスデザインに変更したリアカメラミラーを採用。ズーム/角度調整/明るさ調整の機能をボタンで操作でき、フルハイビジョン同等の解像度により高精細なストリーミング映像の表示が可能という。

 また、インフォテインメントも解像度を高めた次世代型になり、最新のスマートフォンのような直感的な操作が可能になった。さらにモニター、ドアトリムパネル、カップホルダーを華やかに演出する24種類のエンハンスドスペクトラムライティングに、新たに8種類のブレンドエフェクトカラーを追加した。

カマロ SS