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スズキ、「エスクード」一部改良。ACCの「全車速追従機能」を国内販売車初採用

マルチインフォメーションディスプレイをカラー液晶に変更

2018年12月21日 発売

265万8960円

エスクード

 スズキは、コンパクトSUV「エスクード」を一部改良して12月21日に発売する。価格は265万8960円で、6速ATの4WD車のみをラインアップ。

 今回の一部改良では内外装の変更を行ない、上質さや力強さなどを向上。予防安全技術の「SUZUKI Safety Support」の機能を充実させ、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」を採用。ACC(アダプティブクルーズコントロール)にスズキの国内販売車で初めて全車速での追従機能を与えるなど商品力を高めている。

モデルエンジン変速機駆動方式価格WLTCモード燃費
エスクード直列4気筒DOHC 1.4リッター直噴ターボ6速AT4WD2,658,960円16.0km/L

 外観ではフロントグリルをスモークメッキ化し、バンパーにメッキガーニッシュやメッキイルミネーションベゼルを装着。LEDヘッドライトにはブループロジェクトカバーを追加している。さらにリアではブレーキランプをLEDに変え、リアコンビネーションランプとバンパーのデザインを変更。リアバンパーアンダーガーニッシュの加飾はガンメタリック塗装となっている。17インチアルミホイールはブラック塗装から切削加工+ガンメタリック塗装に切り換えられた。

 ボディカラーには新色の水色「アイスグレーイッシュブルーメタリック ブラック2トーンルーフ」など全6色を設定する。

フロントグリルのスモークメッキ化やメッキ加飾の装着などフロントマスクのイメージを変更
LEDヘッドライトにブループロジェクトカバーを追加し、フォグランプの横にメッキイルミネーションベゼルを装着
一部改良されたエスクードのリアビュー
ブレーキランプがLEDとなる、合わせてデザイン変更を実施
17インチアルミホイールは切削加工+ガンメタリック塗装に変更された
一部改良されたエスクードのインパネ

 インテリアでは、これまでレッドを使っていたシートステッチやメーターリング、エアコンルーバーリングなどの配色を変更。シートステッチはホワイト、メーターリングやエアコンルーバーリングなどはサテンメッキを使い、さらにドアアームレストオーナメントやシフトゲートガーニッシュに高輝度シルバーの加飾を施して精微な質感や上質さを演出している。このほか、インパネ天面をソフトパッドに変更し、ステアリングホイールやインパネガーニッシュ、センタークロックなどの意匠変更も行なっている。

 メーターパネルではデザインの変更と合わせ、中央にレイアウトしたマルチインフォメーションディスプレイをカラー液晶に変更。使い勝手を高め、先進性の高さをアピールしている。

マルチインフォメーションディスプレイがカラー液晶に変更された

「SUZUKI Safety Support」では単眼カメラとレーザーレーダーを利用する被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」の採用に加え、スズキの国内販売車として初めてACCに「全車速追従機能」を設定。これまで「約40km/h以上」からの作動となっていたACCの追従走行を「0km/h以上」として、前方の車両の動きに合わせて停止まで行なえるようにした。なお、前方の車両が2秒以内に再発進した場合は追従走行を再開する。

 同じくスズキの国内販売車初の機能として、「ブラインドスポットモニター(車線変更サポート付き)」「リアクロストラフィックアラート」を標準装備に追加。ブラインドスポットモニターは約15km/h以上で走行中、リアバンパーの内側に搭載するミリ波レーダーで後側方から接近する車両を検知。ドアミラーの鏡面に設定したインジケーターを点灯させてドライバーに知らせるほか、その状態でウインカーを操作するとインジケーターが点滅。警告音も鳴らしてドライバーに危険があるとアピールする。

 リアクロストラフィックアラートは、駐車場など自車が低速で後退するシーンで後方や左右から接近してくる車両があり、衝突の可能性が高いと判定した場合にメーター内のマルチインフォメーションディスプレイでアラート表示を行ない、警告音も鳴らしてドライバーに通知する。

「デュアルセンサーブレーキサポート」の単眼カメラ