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【大阪オートメッセ 2019】オーディオテクニカ、ハイレゾ対応の車載メディアプレーヤー「AT-HRP5」を世界初公開
2019年2月11日 09:31
- 2019年2月9日~11日 開催
- 当⽇:2700円、中学⽣以下:⼊場無料(条件有)
インテックス大阪で2月9日~11日の3日間の日程で開催されている「大阪オートメッセ 2019」。6Bホールはユーロゾーン&オーディオ and more.と位置づけられており、カーオーディオ関連の展示を意識したサイレントホールとなっている。そのため、このホールはほかのホールと違い、やや静かな雰囲気がある。ゆっくり見て回るのに最適なホールといえるだろう。
この6Bホールにブースを出展したのは、オーディオテクニカ。イヤホンやヘッドホン、各種ケーブル類など音にこだわったコンシューマ製品で知られる同社だが、カーオーディオ用の各種製品も展開している。
そのオーディオテクニカが大阪オートメッセで世界初公開したのが、音声や映像ファイルの再生ができるハイレゾ対応の車載メディアプレーヤー「AT-HRP5」。USB端子を3つ搭載し、デジタル映像ファイルや音楽ファイルを再生できる。出力は映像・音声のアナログ出力のほか、HDMI、同軸、光(TOSLINK)出力を備え、HDMI入力を備えたカーディスプレイで楽しむことが可能だ。
オーディオテクニカのスタッフによると、この分野はスマートフォンなどを再生ヘッドユニットにする人が主流だが、この車載メディアプレーヤー「AT-HRP5」であれば、USB端子で接続することでUSBメモリやUSB接続の大容量メディアを利用でき、より多くのコンテンツを楽しめるとのこと。確かにスマートフォンに映像をため込んで再生ヘッドユニットにできることはできるが、ビット単価がわるすぎて、自分だけのハイレゾ音声や映像ライブラリの利用は大変だ。この車載メディアプレーヤー「AT-HRP5」であれば、ビット単価に優れた大容量メディアを手軽に接続して再生できるほか、音声などはデジタルでのスルー出力も行なうためDSPなどでのマルチアンプ再生環境に接続できる。ハイレゾ音声の高品位2チャンネル再生が望みであれば同社のデジタルトランスポートDAC「AT-HRD500」との接続を行なえばよいだけだ。今夏発売予定。
また、パワーレギュレータ「AT-RX80」も初展示。こちらは自動車のバッテリーからの電圧を安定させて供給する製品。自動車の場合、走行時などはバッテリーからの電圧が変動しがちで、その電圧を一定にして出力してくれ、カーオーディオ機器などの電源ラインを安定したものにできる。同社はすでに大容量のパワーレギュレータ「AT-RX100」を発売しているが、AT-RX100がアンプ用で、AT-RX80をヘッドユニット用と位置づけているとのこと。レギュレータのため昇圧して安定した電圧を出力可能となっており、AT-RX80は出力電圧を14.4Vまたは15.0Vから任意に設定可能としている。