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ピボット、「86」「BRZ」のアクセルレスポンスをクイック化する「ダイレクトドライブ」

2モード10段階でレスポンス調整可能

2019年5月 発売

3万8000円(税別)

ピボットの新製品「ダイレクトドライブ」(DDC-T)をトヨタ自動車「86」に装着したイメージ

 ピボットは、トヨタ自動車「86」(ZN6)、スバル「BRZ」(ZC6)に対応するスロットルダイレクトコントローラー「ダイレクトドライブ」(DDC-T)を5月に発売する。価格は3万8000円(税別)。

 86とBRZのスロットル開度を変更できるダイレクトドライブでは、アクセル操作の全域でレスポンスのクイック化が可能。MT車とAT車で異なるスロットル特性やユーザーの好みに対応するため、2モード10段階のレスポンス調整ができるようにしている。また、装着中でもスイッチ操作で純正状態に変更できる「ノーマル制御」を備え、ディーラーでの点検時や万が一のトラブルに対応する。

ダイレクトドライブの本体ユニット。耐水構造によってショートや腐食などを抑制している
小さく軽量な本体ユニットは両面テープでエンジンルーム内に固定可能
エンジンルーム内の助手席側前方にレイアウトされている、スロットルセンサーと車両センサーハーネスの間にケーブルを割り込ませるカプラーオン装着を採用

 純正装着されているスロットルセンサーと車両センサーハーネスの間にケーブルを割り込ませることで利用可能になるカプラーオン装着としており、製品装着後の初期設定などは不要となっている。本体ユニットは2重の耐水コートが与えられた基板や結露を防ぐ排水構造によってショートや腐食などを抑制する耐水構造を採用している。

 なお、ピボットから86とBRZの対応品がリリースされているスロットルコントローラー「3-drive」シリーズとの併用は、加速が強くなりすぎてしまうため非推奨とされており、装着車で使う場合は「ノーマル」、または「ECOモード」で使用してほしいとのこと。

アクセル開度30%でのスロットル比較。左がダイレクトドライブの使用時、右がノーマル
赤いラインがダイレクトドライブの設定をレベル9にした場合のスロットル開度
MT車とAT車でスロットル開度の設定が異なる