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日産、新型「シルフィ」を世界初公開。上海モーターショー 2019で

最新の「ニッサン インテリジェント モビリティ」を中国市場に投入

2019年4月16日(現地時間)発表

新型「シルフィ」

 日産自動車は4月16日(現地時間)、上海モーターショー 2019(会期:4月18日~25日)において新型「シルフィ」を世界初公開した。また、コンセプトカー「IMs」「IMQ」を中国で初公開した。

新型シルフィ

 スポーティな外観が特徴のシルフィは、低い重心と流線形のエクステリアデザインにより空気抵抗を低減し、「GT-R」と同等のCd値0.26を実現したという。フロントには日産デザインを象徴するVモーショングリルを、リアにはブーメラン型のLEDランプを採用し、サイドは静止しているときでも動きを感じさせるダブルウェストラインがあしらわれる。

新型「シルフィ」のエクステリア

 最新のHR16DE型エンジンとエクストロニックCVTにより、燃費は4.9L/100km(中国のMIIT基準による。参考:旧型は5.2L/100km)。ハンドリング性能の向上や、より安定したドライビングフィールのため、ステアリングやサスペンション、ボディの剛性を向上している。

 ワイドスタンスとロングホイールベースによって得られた広いインテリアは、スポーティなブラック、ライトグレー、そして特別色のタンの3色が用意される。人間工学に基づいて設計されたシートには、ラグジュアリーな印象を与えるダイヤモンドカットのキルト柄があしらわれる。

 空調システムは、左右のフロントシートとリアシートにそれぞれ送風可能。インパネ中央の8インチモニターに加え、メーターパネルには7インチの高解像度TFTモニターを備え、さまざまな情報を表示できる。

新型「シルフィ」のインテリア

 スマートフォンとも接続可能で、ボイスコマンド機能を採用するなどコネクティビティ性能も向上。また、インテリジェント トレースコントロールやインテリジェント ライドコントロール、踏み間違い衝突防止アシスト、前方衝突予測警報(インテリジェント FCW)、後側方車両検知警報(BSW)、車線逸脱警報(LDW)、後退時車両検知警報(CTA)、ふらつき警報(インテリジェント DA)など、ドライバーをサポートする最新の「ニッサン インテリジェント モビリティ」技術や先進の安全装備が多数搭載されている。

 同社副社長のダニエレ・スキラッチ氏は「新型『シルフィ』によって、最新の『ニッサン インテリジェント モビリティ』を中国市場に投入します。よりスタイリッシュなデザイン、先進のコネクティビティや安全技術などにより、新型『シルフィ』は市場を牽引するファミリーセダンとして、お客さまにこれまでにない自信とワクワクを提供します」と述べている。

「IMs」「IMQ」を中国初公開

 デトロイトショー 2019で初公開された100%EV(電気自動車)のコンセプトカー「IMs」とジュネーブモーターショー 2019で初公開されたクロスオーバーのコンセプトカー「IMQ」が中国で初公開された。

「IMs」
「IMQ」

 進化したスポーツセダンという新しいセグメントを提案するIMsは、自動運転モードで走行中はステアリングが格納され、広々とした室内を実現できるというもの。さらにマニュアル運転モードでは、先進のEVならではのワクワクする高性能な走りを楽しむことができるという。

 IMQには、電動モーターとモーターを駆動するための電気を発電するガソリンエンジンを組み合わせた「e-POWER」を搭載。電動モーターのみで駆動するため、100%EVと同様の俊敏で力強い走りを楽しむことができるという。