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【SUPER GT 第2戦 富士】明日のレースは最後の最後まで展開が読めないレースになるとロニー・クインタレッリ選手

予選後のポールポジション記者会見にて

2019年5月3日~4日 開催

予選終了後に行なわれた、ポールポジション記者会見

 SUPER GT 第2戦「2019 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE」が5月3日~5月4日の二日間に渡り、静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されている。5月3日には予選が行なわれ、明日5月4日に行なわれる決勝レースのグリッドが決定した。

 その模様は別記事で紹介したとおりだが、ポールポジションはGT500が23号車 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組、MI)、GT300が56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組、YH)。予選終了後には、両クルーによるポール会見が行なわれた。

GT500クラスポールポジションを獲得した23号車 MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生選手(左)とロニー・クインタレッリ選手(右)
GT300クラスポールポジションを獲得した56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rの平峰一貴選手(左)とサッシャ・フェネストラズ選手(右)

 GT500のポールを獲得したロニー・クインタレッリ選手は「明日のレースは最後の最後まで展開が読めないレースになるだろう」と述べ、ミシュラン+GT-Rとブリヂストン勢との激しいレースが最後まで展開されるだろうと予想した。

16秒台のタイムが出るとは予想していなかった23号車の二人

──それぞれ予選1回目(Q1)担当のドライバーから今日の振り返りを

松田次生選手:朝の練習走行からグリップが低いとは思っていたが、最後の10分でトップタイムをマークできたので、そのバランスでわるくないかとQ1に臨んだが、あまりフィーリングはよくなかった。そこでエンジニアと相談し、ロニーに変わる前にセットアップを少し変えたところそれが当たったのかロニーがタイムを出してくれた。ドライバー、チームがいい連携が取れた予選だった。

ロニー・クインタレッリ選手:富士でポールポジションが取れて嬉しい。この第2戦は多くのお客さまがイラしてくれるイベントで、ポールを取った後、いろいろなファンが拍手をしたりしてくれていた感動した。GT500では計測1周しかできないので、1コーナーでどこまでいけるか分からなかったが、次生を信じて奥までいったら停められたのでよかった(笑)。まさか16秒のタイムがでるとは思っていなかったのでびっくりしている。

サッシャ・フェネストラズ選手:Q1ではとても調子がよかった。クルマとのコンビネーションはよく、よい仕事ができた。自分としてはSUPER GTのレースは2レース目で、一貴がよい仕事をしてくれて、ポールを取ることができた。明日は長いレースなのでまずはゴールをすることが大事で、よい仕事をすれば結果はついてくる。

平峰一貴選手:自身2回目のポールポジションで、まだ実感はないがチームに感謝。練習走行から仕上がりがよく、見直さないといけない部分をサッシャと話あって車を作り上げてきた。チームもよいクルマを用意してくれて、サッシャがQ1でいい走りをしてくれてタイムを出してくれたことは、いいプレッシャーになった。

──海外へのストリーミング放送も復活することが発表(リンク[https://supergt.net/news/single/19016])されたが、海外の視聴者に見てほしいところを教えてほしい。

松田次生選手:こんなに競争が激しいレースは世界でもほかにないと思う。タイムを見ても、自分が乗っていたころのフォーミュラと同じようなタイムがでていた、タイヤ競争も行なわれており、GT500では3つのマニファクチャラーが参加しており、GT300には世界中の車両が参加している。そうしたSUPER GTのブランドが世界に広がることは僕達にとっても魅力で、今年末に予定されている交流戦もある。SUPER GTにはF1を超えるカテゴリーになれるポテンシャルがあると思うし、SUPER GTのドライバーが世界でもトップクラスの速さを持っているということを発信していきたい。

ロニー・クインタレッリ選手:次生がすべて話してくれたけど、マシンのクオリティや速さは本当すごい。毎回車乗るときに初めてみたいで、夢のようなドライブができている。

サッシャ・フェネストラズ選手:岡山でもライブで放送できればという話があったが、それがすぐに世界中から見ることができるようになったことはいいことだと思う。

平峰一貴選手:開幕戦が終わってから海外の友人から(見ることができないのは)ショックだと言われたので、見ることができるようになったのはよいこと。SUPER GTでは世界から見てもハイクオリティなレース。GT500は毎戦接戦だし、チームも沢山があるし、レースも面白い。ドライバーとしてはどんだけのファンがいるのかということをぜひ見てほしい。

明日のレースはミシュラン+GT-Rとブリヂストン勢の激しいレースになり最後の最後まで分からないレースに

──ミシュランとGT-Rの組み合わせが好調だが……他メーカーは決勝を見据えた選択をしているという噂もあるが……。

松田次生選手:予選だけのタイムを狙うタイヤを選んだ訳ではない。コンスタントに速かったので、心配はしていないが、明日になってみないとわからない。

ロニー・クインタレッリ選手:予選では午前中と比べてラバーが乗ってきて同じタイヤで2秒程度タイムが上がってきたが、それにマッチしていた。次生が走っているときもコンスタントに見えたし、レクサス勢や12号車とも近いところにいた。最初と最後のスティントが重要になってくると思うが、きちんと長いスティントをこなすことが重要だ。

──GT300の岡山のレースではブリヂストンの強さが目立っていたが、今回は横浜ゴム勢が躍進している印象がある。

サッシャ・フェネストラズ選手:岡山の、特にウェットではブリヂストンとダンロップが強力に見えたが、今回のレースに関しては横浜ゴムにあっていると思う。実際横浜ゴムはこのレースに向けて改善してきたが、今後レインなどもさらによくしていかないといけない。明日のレースはロングランも大丈夫だし、タイヤをきちんと管理して臨みたい。

平峰一貴選手:開幕戦だけでなく、合同テストからブリヂストン勢は強いなという印象があった。しかし、だからこそ頑張らなくてはと思っていた。コンドーレーシングは横浜ゴムとのいい関係があるので、ミーティングを重ねて開発を進める動力を続けてきた。開幕戦ではドライでもウェットでも強かったけど、横浜ゴムと話あってもっと開発を進められるようにしていきたい。

──GT500の2人に、今回ポイントが半分ということで、ウェイトは通常よりも軽くなっているがその影響はあったか? また、明日例年よりも多くのお客さまが来ることが予想されているが、明日のレースの見所を教えてほしい。

ロニー・クインタレッリ選手:17kgのウェイトハンデはほぼ影響が0だと考えている、20~30kgあたりで0.1秒とか出てくるので、17kgではギリギリセーフだった。

 明日はお客さまの数が記録になるのじゃないかと思う。そんな中で、GT500も、GT300も最後の最後まで誰が優勝するのか分からないレースになると思う。渋滞とか気にしないで見に来てほしい(笑)

松田次生選手:ロニーと同じだけど、GT-Rが強い年は、ファンの方が増える印象がある。古いGT-Rに乗ってこられる方、日産のファンの方、さらにはこれからファンになっていただける方にいいレースを見せていきたい。

──明日のライバルは誰か?

平峰一貴選手:ライバルは自分自身だ。予選が終わったばかりでまだなんとも言えないが、特にブリヂストン勢、マザーシャシー、4号車などを警戒している。

サッシャ・フェネストラズ選手:コンディションによるが、ブリヂストン、ダンロップは強い。ドライならトップ5はマザーシャシーも含めてかなり近いところで戦うことになるのでは。そのためには安定してレースをすることが大事だ。

ロニー・クインタレッリ選手:今日の予選を見る限りは37号車と12号車がパッケージとして強い。ただし、明日は長いレースなので、Q2に進んだチームはどこが上位に来てもおかしくない。序盤だけを考えれば37号車と12号車だと思う。

松田次生選手:みんながライバルだと思っている。特にブリヂストン勢は警戒しないといけない。そのあたりのクルマが、どんなスティントをとってくるのか見ていかないといけない。

GT500のポールタイムをマークしたロニー・クインタレッリ選手が明日のタイヤを抽選。Aを引き、Q1で使ったタイヤが明日のレースで使われる

 SUPER GT 第2戦 富士の決勝レースは、5月4日14時30分にスタートする。