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鈴鹿市、モータースポーツ都市宣言15周年記念「夏は鈴鹿へ! 2019」レポート
鈴鹿PAにレーシングマシンのエンジンサウンドが響く
2019年6月24日 19:19
- 2019年6月23日 開催
新名神高速道路 鈴鹿PA(パーキングエリア)にあるPIT SUZUKAで6月23日、鈴鹿市が主催する「夏は鈴鹿へ! 2019」が開催された。F1も開催される鈴鹿サーキットのある鈴鹿市は、2004年12月にモータースポーツを通じて理想的な街創りを進める「モータースポーツ都市宣言」を行なっており、これはその15周年を記念して実施されたもの。
鈴鹿サーキットでは、夏休み期間中に「2018-2019FIM世界耐久選手権シリーズ最終戦"コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会(鈴鹿8耐)」(7月25日~28日)や「2019 第48回 サマーエンデュランス BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10H)」(8月23日~25日)といったモータースポーツのビッグイベントが予定されており、そのPRも兼ねたイベントとなっていた。
会場となった鈴鹿PAは、今年の3月に開通した亀山西ジャンクション(JCT)~新四日市JCTの新名神に設けられたオープンしたての休息ポイント。そこの商業施設 PIT SUZUKAには、鈴鹿8耐マシンやSUZUKA 10H参戦マシンが展示され、特設ステージでは鈴鹿8耐に参戦するHonda鈴鹿レーシングチームと、SUZUKA 10Hに参戦するSATO-SS SPORTSによるプロモーションや、サーキットクイーンフォトセッションなどが行なわれて、今年の夏のビッグイベントの魅力を伝えていた。
ステージではモータースポーツファン以外も楽しめるイベント
ステージでは朝からさまざまなイベントが行なわれた。オープニングでは、鈴鹿市の末松則子市長があいさつ。鈴鹿サーキットやモータースポーツだけでなく、鈴鹿の山々、海水浴場、花火大会など、鈴鹿にはほかにもまだまだ魅力的な夏があることをPRしていた。
鈴鹿8耐やSUZUKA 10Hのプロモーションとしては、参戦チームのライダーやドライバーによるトークショーも開催。鈴鹿8耐に参戦するHonda鈴鹿レーシングチームは、本田技研工業 鈴鹿製作所の従業員によって構成されるクラブチーム。ステージに立ったのはライダーを務める亀井雄大選手と日浦大治郎選手。今年の鈴鹿8耐について、昨年よりタイムは1秒近くアップしており、今年は期待できると自信をのぞかせていた。
SUZUKA 10Hに参戦するSATO-SS SPORTSの佐藤敦選手と山下亮生選手は、普段から鈴鹿サーキットをホームコースとして活動しているとのこと。SATO-SS SPORTSは昨年のSUZUKA 10Hでのアマチュアクラスの優勝チームであり、今年ももちろん連覇を狙っていると言う。
さらに鈴鹿市出身のジャズトランペッター、中村好江さんによるライブ演奏も行なわれた。中村さんは、元F1ドライバーの中嶋悟氏なども務める鈴鹿シティセールス特命大使の「鈴鹿市と・き・め・きカルチャー大使」として鈴鹿市のPR/イメージアップ活動を行なっている。
ほかにも、鈴鹿市出身のバルーンアーティスト、バルーン・モモさんのバルーンアートステージや、たなかつとむさんによる三味線演奏、鈴鹿市のマスコットキャラクター「ベルディ」とAGF鈴鹿の「ビーン太くん」との撮影会、鈴鹿サーキットクイーンによるじゃんけん大会やフォトセッションも開催され、会場をにぎわせていた。
会場に展示されたレーシングマシンは、特別に乗車体験も開催。さらにはエンジンを始動させるパフォーマンスも行なわれ、イベント会場にエキサイティングなエキゾーストノートを響かせていた。