双日、フィリピンで「吉利（GEELY）」ブランドの輸入販売店設立

販売代理店契約調印式（中国杭州）

　双日は7月8日、フィリピンで「吉利（GEELY）」ブランドの輸入販売店を設立したと発表した。

　同社は、フィリピン共和国における吉利汽車の「吉利（GEELY）」ブランド車の販売代理店権を取得、同ブランド自動車を輸入販売する双日ジーオートフィリピン（Sojitz G Auto Philippines Corporation：SGAP）を双日100％出資で設立した。

　吉利汽車は中国最大の民間自動車メーカーで、親会社の吉利集団（浙江吉利控股集団）は、近年、スウェーデンの「ボルボ」、英国の「ロンドンタクシー」「ロータス」を買収。さらに、マレーシアの自動車メーカー「プロトン」の株式を取得、2018年に「メルセデス・ベンツ」を傘下に持つダイムラーの筆頭株主となっている。また、ボルボ・カーズとのJV（joint venture）にて「Lynk & Co」という新ブランドを立ち上げている。

　双日は、フィリピンにおける自動車販売や販売金融などを展開しており、新会社を通じてモータリゼーションが進行するフィリピン市場において「吉利（GEELY）」ブランドの浸透を図るとしている。