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スバル、新型軽自動車「シフォン」発売。新「スマートアシスト」を全車標準装備

シフォンは130万6800円から、シフォン カスタムは170万6400円から

2019年7月25日 発売

130万6800円~190万6200円

シフォン G スマートアシスト

 スバルは、新型軽自動車「シフォン」を7月25日に発売する。価格は130万6800円~190万6200円。

 ダイハツ工業からのOEMモデルとなる新型シフォンは、開放感のある広い室内に加えて助手席側のBピラーを助手席側ドアと後席のスライドドアに内蔵することで大開口を実現した「ミラクルオープンドア」などを採用するとともに、先進安全システムとしての機能を大幅に向上させた新「スマートアシスト」をスバルで初採用し、全車標準装備とした。

助手席側のBピラーを助手席側ドアと後席のスライドドアに内蔵することで大開口を実現した「ミラクルオープンドア」
モデルグレードエンジン変速機駆動方式価格
シフォンL スマート アシスト直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)1,306,800円
4WD1,431,000円
G スマート アシスト2WD(FF)1,501,200円
4WD1,620,000円
GS スマート アシスト直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2WD(FF)1,652,400円
シフォン カスタムR スマート アシスト直列3気筒DOHC 0.66リッター2WD(FF)1,706,400円
4WD1,825,000円
RS スマート アシスト直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2WD(FF)1,787,400円
4WD1,906,200円
シフォン カスタム RS スマートアシスト

 先代モデルからプラットフォームが刷新され、フレームの断点をなくして連続化させることで高剛性化。アッパーボディは衝突構造の合理化や、超高張力鋼板の効率的な配分によって大幅な軽量化を図りながら剛性を向上させ、操縦安定性を向上。合わせてリアサスペンションを高剛性化し、車両全体の剛性を高めることによって最適なスプリングの設定が可能となり、乗り心地の大幅な向上も同時に実現したという。

 パワートレーンについては吸気ポートのデュアル化や複数回点火(マルチスパーク)の採用、燃焼室サイズの最適化により、燃焼効率を向上。アクセル操作に対するリニアな加速と燃費性能向上を実現した。ターボ車ではインタークーラーを従来よりも大型化することで、低速から高速までの全域でトルクを拡大させている。

 また、トランスミッションではベルトとギヤを併用する新開発のスプリットギヤを用いたCVTを採用。高速走行時にはベルトとギヤを併用することで従来よりもハイギヤード化し、エンジン回転数を抑えることで燃費と静粛性を向上させた。また、低速域では従来よりもロー側に設定したベルトを使用することで、ドライバーの意に沿った発進加速を実現したという。

シフォン G スマートアシスト
シフォン カスタム R スマートアシスト

 一方、インテリアでは乗員からルーフやフロントウィンドウまでのスペースを多く確保することで、ゆとりのある室内空間としたほか、運転席・助手席の前方の収納スペースや、格納式シートバックテーブル(運転席・助手席)など、使い勝手のよい装備を搭載。また、運転席ロングスライドシートと助手席ロングスライドの組み合わせにより、前席に座った状態での後席へのアクセスや前後の席をウォークスルーで移動する際の利便性を向上させた。

 また、ミラクルオープンドアでは降車時に予約しておけば、アクセスキーを携帯して近づくことで自動でパワースライドドアが開く「ウェルカムオープン機能」、パワースライドドアの閉作動中にフロントドアのリクエストスイッチにタッチすることで、パワースライドドア全閉後に自動でロックがかかる「タッチ&ゴーロック機能+タッチ式リクエストスイッチ(運転席/助手席)」、助手席のドアを閉める際に半ドア時に自動でドアを全閉する「助手席イージークローザー」といった機能が備わる。

運転席ロングスライドシート(最大540mm)と助手席ロングスライド(最大380mm)の組み合わせにより、前席に座った状態での後席へのアクセスや前後の席をウォークスルーで移動する際の利便性を向上

 そのほか、新「スマートアシスト」では自動でハイビームとロービームの切り替えを行ない、対向車の有無によってハイビームの照射範囲を制御する「アダプティブドライビングビーム」を軽自動車で初めて採用したほか、ステレオカメラが区画線を認知し、ステアリング制御ではみ出しを防止する「車線逸脱抑制制御」などの機能を新たに装備。

 また、「スマートアシストプラス」として先行車を認識してアクセルとブレーキを制御し、追従走行を行なう「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」や、約60km/h以上で車線の中央を維持して走行する「レーンキープコントロール」、駐車時のハンドル操作をアシストする「スマートパノラマパーキングアシスト」といった軽自動車初の機能に加え、ハンドルや方向指示器の操作に合わせて左右方向を照らす補助灯を追加点灯させることで、夜間における右左折時の視界確保をサポートする「サイドビューランプ」などの機能を採用した。