ニュース

ホンダ、アルゼンチンでの4輪車「HR-V」の生産を2020年中に終了

今後は2輪車の生産に集中

2019年8月13日(現地時間)発表

 本田技研工業のアルゼンチン現地法人であるホンダモトール・デ・アルヘンティーナ・エス・エーは8月13日(現地時間)、現在2輪と4輪の完成車生産を行なっているホンダモトール・デ・アルヘンティーナ・エス・エー(HAR)で4輪車「HR-V」の生産を2020年中に終了し、2輪車生産に集中することを決定した。

 ホンダは世界の自動車産業における急激な環境変化の中、4輪事業の体質を強化していくため、地域間の協調と連携を強化するとともに、グローバルでの4輪車生産配置と生産能力の適正化を各地域で進めている。これに伴い、南米地域における適正な生産体制を検討した結果、HARでのHR-V生産を終了することとしたという。

 4輪車を生産してきたカンパーナ工場は今後2輪車の生産に集中し、アルゼンチンの2輪車市場におけるマーケットリーダーとして、国内のリソースを活用した現地調達を促進。強固なサプライチェーンを構築することで、より競争力のある商品を市場に投入していくとのこと。

 今後、HARはホンダのグローバルリソースを活用した供給により、アルゼンチンでの4輪車販売およびアフターセールス事業を継続。引き続きアルゼンチンのユーザーに対し、魅力的な商品を届けていくとともに、アルゼンチンにおいて創業以来40年間にわたり継続してきた、地域社会への貢献に努めていくとした。

ホンダモトール・デ・アルヘンティーナ・エス・エー(Honda Motor de Argentina S.A.)概要

設立:1978年8月
所在地:アルゼンチン・ブエノスアイレス州カンパーナ市
資本金:9億8600万アルゼンチンペソ
出資比率:本田技研工業株式会社3.51%、Honda South America Ltda. 96.49%
代表者:社長 齊藤誠二(さいとう せいじ)
事業内容:2輪車、4輪車の完成車生産および2輪車、4輪車、パワープロダクツ製品の販売
従業員:約1000名
生産開始:2006年(2輪車)、2011年(4輪車)
主な生産機種:Wave、CG150、XR150L(2輪車)、HR-V(4輪車)