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トヨタ、法人向け「トヨタソリューションサービス」開発。アウトソーシングサービスで車両管理業務を受託

車両管理BPO、稼働最適化、リスクマネジメントなど順次提供開始

2019年8月20日 発表

新開発のWebシステム「TOYOTA MOBILITY PORTAL」

 トヨタ自動車は8月20日、社用車を利用する法人ユーザーに向けて「トヨタソリューションサービス」を開発したと発表した。法人顧客の車両管理業務をトヨタが受託する「アウトソーシングサービス」、新開発のWebシステムを活用する「テレマティクスサービス」といった2つのサービスで全20種類のメニューを用意する。

 サービス提供時期については、全国のトヨタ車両販売店、トヨタレンタリース店を通じて、アウトソーシングサービスを8月20日から、テレマティクスサービスを9月20日から提供を順次開始する。

アウトソーシングサービス

 ユーザーの車両管理をトヨタが請け負うアウトソーシングサービスは、車両管理BPO(Business Process Outsourcing)」「稼働最適化」「リスクマネジメント」という3つのサービスで構成されている。

 車両管理BPOサービスでは、省力化・外部化を実現するための「車両管理」「カード管理」「交通違反レポート」「社内共有車管理」「運転日報管理」「駐車場・社宅管理代行」「余剰車管理」「環境報告サポート」といった8種類のメニューを用意。

 稼働最適化サービスでは、車両管理から見えた課題を解決するための「台数最適化レポート」「営業生産性向上レポート」「コンプライアンス是正レポート」といった3種類のメニューを用意。

 リスクマネジメントサービスでは、安全運転支援サービスを提供する「企業安全管理体制診断」「ドライビングスクール手配」「出張実車講習」「座学講習」「ドライバー適性検査」「危険挙動分析」「安全運転e-learning」の7種類のメニューを用意する。

テレマティクスサービス

 テレマティクスサービスは、新開発のWebシステム「TOYOTA MOBILITY PORTAL」を活用し、車両に関わる業務の効率化や困り事を解決するサービスとなる。

 TOYOTA MOBILITY PORTALは、従来トヨタレンタリースが提供する車両管理者向けシステムTCM-Supportを大幅刷新したWebシステムで、主なサービス内容は、リース契約情報・メンテナンス状況等の車両管理に関する情報をユーザー自身がWeb上で一元管理する「車両管理」と、通信型ドライブレコーダー「TransLogII」を活用して、営業車両の運行データを分析する「運行管理」の2つで構成される。

通信型ドライブレコーダー「TransLogII」
TransLogIIのセカンドカメラ(オプション装着)

 TransLogIIは、車両運行管理を支援するテレマティクスサービス「TransLog」を刷新したもので、車外カメラによる録画機能や通信機能に加えて、車内カメラ設置による運転中の車内情報の取得(オプション)や、高速道路・一般道の識別による正確な情報の記録など、サービス性を向上させた。