独フォルクスワーゲンの元監査役会会長、フェルディナント・ピエヒ氏が死去

フォルクスワーゲングループの元監査役会会長であるフェルディナント・ピエヒ氏が死去

　独フォルクスワーゲンは8月27日（現地時間）、フォルクスワーゲングループの元監査役会会長であるフェルディナント・ピエヒ氏が死去したことを発表した。

　ピエヒ氏は1972年にアウディAGでキャリアをスタートし、1993年にフォルクスワーゲンのCEOに、2002年にフォルクスワーゲンの監査役会会長に選出され、2015年までその職務を果たした。1Lの燃料で100kmの距離を走り切るという「1リッターカー戦略」に則ったコンセプトモデル「フォーミュラXL1」から、1000PSを超える出力を誇るブガッティ「ヴェイロン」まで、同氏が主導したモデルの幅は広い。

　今回の発表について、フォルクスワーゲン乗用車ブランド CEOのヘルベルト・ディース氏は「フェルディナント・ピエヒは自動車産業の細部に至るまで品質と完璧さをもたらし、それをフォルクスワーゲンのDNAに深く定着させました。私は彼の人生と仕事に感謝と敬意をもっています」とコメントしている。