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日産、「NV350 キャラバン」といすゞ「コモ」計2万8485台リコール。火災5件発生

PTCヒータのハーネスに不具合

2019年9月5日 発表

日産「NV350 キャラバン」といすゞ「コモ」の2車種、計2万8485台をリコール

 日産自動車は9月5日、車両火災に至るおそれがあるとして「NV350 キャラバン」とOEM供給するいすゞ「コモ」の2車種、計2万8485台のリコールを国土交通省に届け出た。不具合の件数は8件で、火災が5件(部分焼損4件)発生している。

 対象車両の製作期間は2012年6月16日~2019年2月12日で、寒冷地仕様車や4WDディーゼルエンジン仕様のチェアキャブ車。

 不具合の内容は、暖房を補助するPTCヒータのハーネス電線径が不適切なため、PTCヒータが最大出力で連続作動すると発熱によりコネクタ端子が変形することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると端子部が高温になりコネクタが焼損し、最悪の場合では車両火災に至るおそれがある。

 改善対策として、全車両のPTCヒータハーネスを対策品に交換する。また、コネクタ端子部を点検して、変色などが認められた場合はPTCヒータを新品に交換する。なお、PTCヒータの交換部品が無い場合は、準備ができるまで一時的に機能停止の処置をする。

改善箇所説明図