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トヨタ・モビリティ基金、マニラで新型コロナと戦う医療従事者向けオンデマンド送迎サービスを開始

2020年5月8日 発表

フィリピンのマニラで新型コロナウイルス感染症の診断・治療などに携わる医療従事者向けのオンデマンド型シャトルバスの送迎サービスを開始

 トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation)は5月8日、フィリピンのマニラで新型コロナウイルス感染症の診断・治療などに携わる医療従事者向けのオンデマンド型シャトルバスの送迎サービスを開始した。期間は3か月を予定している。

 このプロジェクトは、トヨタ・モーター・フィリピン(Toyota Motor Philippines)とトヨタ ダイハツ エンジニアリング アンド マニュファクチャリング(Toyota Daihatsu Engineering&Manufacturing)の運営支援を受け、フィリピン最大級の国立病院であるフィリピン総合病院(Philippine General Hospital)に勤務する医療従事者を対象に、通勤の負荷軽減、感染予防を目的として衛生的なシャトルバス10台をオンデマンドで運行するというもの。

フィリピン最大級の国立病院であるフィリピン総合病院(Philippine General Hospital)に勤務する医療従事者が対象

 4月中旬からタイのバンコクで取り組んでいる新型コロナウイルス感染症の診断・治療などに携わる医療従事者向けのオンデマンド型シャトルバスの運行システムを活用し、サービス範囲を広げるものとなる。

 利用方法は、通勤者が携帯電話のアプリから乗降場所と乗車時間を指定すると、シャトルバス内の座席が予約されるというもの。乗降場所は通勤者の自宅近くを指定できるため、通勤の負担が軽減される。

利用方法

 シャトルバスは、複数の利用者からの要望を踏まえた最適なルートを選定して運行。車内には空気清浄機を設置し、定期的なシートカバー交換、頻繁な清掃といった衛生管理が行なわれ、車両の乗客数を制限するなどのガイドラインにも従うとしている。