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ホンダ、新型コロナ感染防止に向けたグローバルでの支援活動をまとめた特設サイト

「共にこの危機を乗り越えましょう」と八郷社長

2020年5月21日 公開

米国での感染者搬送車両(仕立て車)

 本田技研工業は5月21日、新型コロナウイルス感染防止に向けたグローバルでの支援活動についてまとめた特設サイトを公開した。

 特設サイトでは代表取締役社長 八郷隆弘氏のコメントが紹介されるとともに、感染者を搬送するための車両(仕立て車)の特徴や、ものづくりセンター栃木で5月11日より開始したフェイスシールドの生産などについて紹介。

 また、それぞれの活動に携わった各国の従業員からの「私たちは最前線で働く方々をモノづくりで応援していきたい」「医療現場の方々が少しでも安心・安全で医療に集中できるように」「前線の医療関係者に、感染リスク低減と大きな安心感を提供したい」「地域への恩返しをしたい」「人を助けるために前進、The Power of Dreams」「Hondaの創業以来、人々を助けることは使命であり、私たちのブランドの本質」「コロナに負けるもんか」といった、ホンダ従業員の熱いメッセージを見ることもできる。

ものづくりセンター栃木でフェイスシールドの生産を5月11日から開始。自治体を通じて順次、医療現場へ無償提供している。バイザーの材質はPP(ポリプロピレン)、シールドはPET(ポリエチレンテレフタレート)
アメリカ・カナダ・メキシコではフードバンクや食事プログラム、医療関係団体へ150万ドルを寄付したほか、医療機関へマスクなどの個人用保護具 20万件以上、医療機関へフェイスシールドを製作・寄贈
ブラジル・ペルーではブラジルサンパウロ州スマレ市へ動力噴霧機4台、マスク2000枚を寄贈するほか、人工呼吸器の修理支援、ブラジルアマゾナス州政府およびアマゾナス州立大学と人工呼吸器開発に関する技術協力、ペルー保健省へ車両を貸与するといった活動をしている
タイでは医療機関に感染者用の「陰圧可動型ベッド」100台、フェイスシールド1000個をを製作・寄贈するとともに、医療機関に救急車と救急バイクそれぞれ10台を貸与

 八郷社長のコメントは以下のとおり。


新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになった世界中すべての方に哀悼の意を表すとともに、罹患された方、ご家族の方に心よりお見舞いを申し上げ、一刻も早い回復を祈念しております。
この厳しい環境の中、医療の最前線や、私たちの生活を支えるさまざまな現場で、多くの方々が頑張っていらっしゃいます。
Hondaも、製品・技術・人を通して、地域に寄り添いながら、私たちにできる最大限のことを、世界中の仲間たちとグローバル一丸となって取り組んでいく所存です。
一刻も早く、この厳しい環境が終息し、明るい未来を切り開けるよう、これからも一層の努力と知恵と勇気をもって頑張っていきたいと思います。
共にこの危機を乗り越えましょう。