ニュース
コーヨーラド、“ハコスカ”(GC10/KPGC10)用のラジエターを100台限定復刻
当時の形状のまま細部をブラッシュアップ。2層式と3層式も選択可能
2020年5月27日 07:04
- 2020年6月1日 発売
- 価格10万円(税別)
コーヨーラドは、“ハコスカ”の愛称で呼ばれる日産自動車「スカイライン」(型式:GC10/KPGC10)用ラジエターの復刻版を6月1日に発売する。販売は専用サイトのみ、限定100台で価格は10万円(税別)。
このラジエターの現状は、経年劣化により上下タンクやブラケットなどに錆が発生したり、クラックが入ったりなどの修理が多く、部品を再利用しながら維持しているケースが多いとのこと。また、それとは別にワンオフで上下タンクや部品を真鍮またはアルミで製作し、使用することもあるという。
そこでコーヨーラドは、長年培ってきたラジエター補修部品の製造経験を生かし、簡易的な金型を製作して旧型車のラジエターを小ロットで復刻した。
商品詳細
上タンクには、当時と同様にバッフルプレートを製作してタンク内に設置するとともに、専用の外れ止めをプレス。ファンカバー止めブラケットもL型用/S型用と別々に製作した。S型は元はファンカバーの設定がないが、当時の純正ラジエターには部品として付いているため作成したという。下タンクは、当時の製品は0.6mmの板厚となるが、薄く変形しているケースが多く見られたため、コーヨーラドでは0.8mmの板厚で製作した。
コアに関しては、当時のピッチは現在ないため少し細かくし、なおかつ2層タイプについては、当時の平側板を採用するといった工夫が施されている。上タンク上部に「ラジエター取扱シール」および「QCシール」を付属。3層タイプも設定しているので、エンジンの仕様に応じて選択できる。
なお、購入特典として希少なデッドストック品である「ニチラ」マーク入りのラジエターキャップを1台につき1個もらえるキャンペーンも実施する。