ニュース
F1、35年ぶりの開催を予定していたオランダGPが中止に
2020年5月29日 13:47
- 2020年5月28日(現地時間) 発表
FIA(国際自動車連盟)は5月28日(現地時間)、F1 世界選手権シリーズのオランダGPの中止を発表した。
延期された2020年シーズン序盤のレースは無観客での開催が予定されているが、オランダGPの主催者は「ファンのいない無観客レースでの開催をするのであれば、ザントフォールトのグランプリ復帰は2021年に遅らせたい」という決定を下した。
オランダGPのスポーツディレクターで、元F1ドライバーでもあるヤン・ラマース氏は「オランダGPの最初のレースに向け、完全に準備が整いました。無観客レースの開催も検討しましたが、ザントフォールトでのF1グランプリ復帰の瞬間は、オランダのレーシングファンと共に祝いたいと思います。皆さまには我慢をお願いすることになりますが、35年間も待てたのだから、もう1年も待てるはずです」とコメントしている。
この決定により、地元オランダ出身のマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル・レーシング)は、コース改修が行なわれて新しくなったザントフォールトサーキットで開催される予定のオランダGPが新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったことで、地元の多くのファンと一緒に2021年のレースまで待つことになった。