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ルシッド、HDR機能とLEDフリッカー抑制を両立するソニー製の車載カメラ向けCMOSセンサー“IMX490”搭載したカメラ「Triton TRI054S」
2020年6月8日 15:30
- 2020年7月発売予定
- オープンプライス
産業用カメラ「Triton」シリーズを手掛けるルシッド・ビジョン・ラボ(LUCID Vision Labs)は、車載カメラ向けのソニー製 1/1.55型 540万画素CMOSイメージセンサー“IMX490”を搭載したFAカメラ「Triton TRI054S」の出荷を、7月から開始する。価格はオープンプライス。
Triton TRI054Sは、露出レベルの異なる複数枚の写真を1枚に合成することで、暗い場所の撮影も可能とする「HDR(High Dynamic Range imaging=ハイダイナミックレンジ合成)機能」と「LEDフリッカー(画面のちらつき)の抑制機能」を同時利用できるイメージセンサーで有効540万画素を実現するIMX490を採用することで、従来のセンサーの3倍となる120dBもの広いダイナミックレンジを可能にしたCMOSイメージセンサーを搭載するGigE Visionカメラ。任意のシャッター、ゲイン、解像度、フレームレートなどのパラメータ設定が可能なため、より細かい設定での撮影が可能となる。
また、月明りから太陽光下まで広範囲な環境下にて高精細な映像を撮影できるイメージセンサーを、PoE(Power-on-Ethernet:イーサネットの配線で同時に電力供給できる)と、防水・防塵の保護規格「IP67」に対応するTritonシリーズに搭載。これにより屋外だけでなく工業用用途などさまざまな環境下での撮影を容易に実現し、幅広いシーンで活用できる。
IMX490 BSI(Back Side Illumination=背面照射)スタック型CMOSセンサーを備えた「Triton TRI054S」は、大きな5.4MP、2880x1860pxの解像度を持ち、高度な運転支援システム(ADAS)/自動運転の昼間と夜間の広角撮影を可能とする。