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トヨタ、電動化車両の普及加速に向けて、電動化システム販売体制を強化

デンソーとアイシンが立ち上げた合弁会社ブルーイーネクサスに10%の出資

2020年7月31日 発表

ブルーイーネクサスが取り扱う「eAxle」のプロトタイプ(人とくるまのテクノロジー展2019より)

 ブルーイーネクサス(BluE Nexus)とトヨタ自動車は7月31日、さらなる電動化車両の普及加速に向けて連携し、電動化関連商材の競争力と、顧客に提供する技術サポート、サービスなど販売体制の強化を図ると発表した。

 ブルーイーネクサスは、アイシンとデンソーが、電動化普及に向けた駆動モジュール開発・販売のため、2019年4月に立ち上げた合弁会社。会社設立以来、電動化車両に必要不可欠な電動駆動モジュールの開発・販売と、その制御適合サービスを手掛けている。またトヨタは、完成車メーカーである強みを生かし、THS(トヨタハイブリッドシステム)など、クルマのパワートレーン全体のシステムを他社に販売する。

 そこで両社は、電動化車両の普及加速にむけて、ブルーイーネクサスがこれまで手掛けてきた電動駆動モジュールのラインアップに、トヨタが持つエンジン、電池などの周辺ユニット、これらの制御適合技術を加えることで、両社の強みを生かし、世界中のあらゆる二ーズに応えられる体制を目指す。

 また、目標の実現に向けて、トヨタはブルーイーネクサスに新たに10%の出資を実施。今後は電動化システムの販売窓口についてはブルーイーネクサスとし、技術についてはトヨタがサポートすることで、お互いの強みを生かした販売体制を構築する。