「メルセデスAMG GT」一部改良で最高出力530PSに出力向上

メルセデスAMG GT

　メルセデス・ベンツ日本は8月5日、一部改良した「メルセデスAMG GT」と、特別仕様車「メルセデスAMG GT Night Edition」の予約注文受付を開始した。価格は1777万円～2453万円。特別仕様車が1999万円～2153万円。なお、納車は2021年第1四半期より順次予定。

　メルセデスAMG GTは、メルセデスAMGによる完全自社開発スポーツカー。クーペモデルのメルセデスAMG GT、メルセデスAMG GT C、メルセデスAMG GT R、ロードスターモデルのメルセデスAMG GT ロードスター、メルセデスAMG GT C ロードスターといった5モデルをラインアップする。

メルセデスAMG GT

メルセデスAMG GT ロードスター

GT/GTロードスターに搭載するV型8気筒エンジン「M178」を最高出力530PSにパワーアップ

V型8気筒エンジン「M178」

　一部改良によるメルセデスAMG GTの主な変更点は、GT/GTロードスターに搭載されるAMG製V型8気筒 4.0リッター直噴ツインターボエンジン「M178」が最高出力390kW（530PS）、最大トルク670Nmとなり、従来モデル比で最高出力を+40kW（+54PS）、最大トルクを+40Nmのパワーアップを図った。

　また、GT/GTロードスターでは、電子制御ダンピングシステムを搭載した「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」や「電子制御式AMG リミテッド・スリップ・デフ」を標準装備するとともに、フロントブレーキに強大な制動力と耐フェード性に優れるベンチレーテッド式ドリルドディスク（ディスク径：390mm）を備える強化コンポジットブレーキシステムを採用した。

GT/GTロードスターにベンチレーテッド式ドリルドディスク（ディスク径：390mm）を備える強化コンポジットブレーキシステムを採用

　そのほか、GT/GT ロードスター/GT Rにレーダーセーフティパッケージを標準装備。GT 全モデルで外装色に「オブシディアンブラック」と「ハイテックシルバー」を追加した。

特別仕様車「メルセデスAMG GT Night Edition」

特別仕様車「メルセデスAMG GT Night Edition」

　メルセデスAMG GTNight Editionは、今回のメルセデスAMG GTの一部改良を記念した特別仕様車で、全国限定40台（クーペ合計35台、ロードスター5台）となる。

　GT/GTロードスターをベースに内外装をブラックを基調とした色で統一。特別デザインのカーボンファイバールーフ（クーペのみ）や特別マットブラックペイント19/20インチAMG Yスポークアルミホイールなどの専用装備を施すことで特別感のある1台に仕上げた。

　なお、センターコンソールには“NIGHT EDITION”専用バッジを装着。外装色はクーペには「オブシディアンブラック」と「グラファイトグレーマグノ」、ロードスターには「グラファイトグレーマグノ」を用意する。