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ゲリラ豪雨の冠水などで車内から出られなくなったときの「緊急ツール」
老舗の刃物メーカーが手掛けるJIS認証アイテム
2020年8月14日 17:12
- 2020年7月31日 発売
- 2800円(税別)
700有余年の伝統を持つ刃物の町として有名な岐阜県関市にある長谷川刃物が、クルマの事故、水没、災害などに遭遇した際に、窓ガラスを割り、シートベルトを切ることで素早く車内から脱出できる自動車用緊急脱出支援用具「JIS認証 緊急ツール」を発売した。価格は2800円(税別)。
長谷川刃物はこれまでにも「緊急ツール」を発売しているが、基本機能型の自動車用緊急脱出支援用具として、国内初となるJIS(日本産業規格)認証を取得した。有効期限は製造から10年。
鋭いカッターでシートベルトを切り離し、超硬ハンマーは小さい力でもサイドガラスを割ることができる。また、本体はわずか60gなので女性でも簡単に使用できるのが特徴。ただし、サイドガラス、強化ガラス専用品のため、合わせガラス、強化ガラスにフィルムを貼ったガラスは性質の違いにより割れないとのこと。
ゲリラ豪雨や河川の氾濫などによって冠水した道路でクルマが動かなくなった場合、水圧によってドアが開けられなくなることがある。また、事故などの衝撃によってドアやシートベルトの故障して脱出が難しい場合などに、シートベルトを切り、窓ガラスを割ることで脱出を可能にする。そのため、運転席だけでなく助手席からもすぐに手が届く位置にセットしておきたいアイテムだ。