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ホンダ、全国の「Honda Cars」店舗に配送可能な中古車在庫「お取り寄せ車両」を販売開始

全国の中古車在庫を最寄りのHonda Carsで購入可能に

2020年9月17日 発表

 本田技研工業は9月17日、全国の「Honda Cars(ホンダ カーズ)」店舗に配送可能な中古車在庫「お取り寄せ車両」の販売を開始すると発表した。お取り寄せ車両の販売で、全国のHonda Carsの中古車在庫を、最寄りのHonda Cars店に取り寄せて購入、納車ができるようにした。

 お取り寄せ車両は、新車販売店の中で、Honda 認定中古車 U-Selectの展示と販売を行なう「U-Select(ユーセレクト)」「U-Selectコーナー」を運営するHonda Carsが公開する、全国の店舗に配送可能な中古車在庫。

 取り扱い車両は、良質な中古車を提供するため、ホンダ車であること、修復歴がないこと、第三者機関による車両状態証明書が発行されているといった「Hondaの認定中古車基準」をクリアした「Honda認定中古車 U-Select」に限定される。

 これにより、全国のHonda Carsの豊富な在庫の中から、条件に合う良質な中古車を、最寄りのHonda Cars店で購入することを可能にした。なお、ユーザーの好みの1台が見つかりやすい環境の構築を目指し、常に数百台規模の在庫を公開予定としている。

 同社によると、これまでHonda Carsの中古車在庫情報は全国各地の販売会社ごとに管理されていて、中古車を購入する際は、手続きや納車のためにその在庫を所有する店舗に来店する必要があり、県外の販売店まで来店が必要なケースや、あまりに遠方の場合は、購入を断念するケースが多くあったという。

 また、中古車は顧客の条件を踏まえて注文ができる新車と異なり、購入に際して車種、グレード、年式、走行距離などのさまざまな条件を考慮し、条件に合う在庫を探し出す必要がある。そのため、在庫量が多ければ多いほど、顧客の条件に合う1台を見つけやすい傾向があるという。

 同社は、こうした中古車の購入事情を踏まえて、Honda Carsネットワークを用いた「お取り寄せ車両」の販売を開始。今後もHonda Carsを通じて、より質の高い商品・サービスの提供に取り組んでいくとしている。