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運転免許証のデジタル化、政府がスマホ活用も検討

2020年11月11日 発表

 政府が検討を進めているマイナンバーカードと運転免許証の一体化について、加藤勝信官房長官は11月11日の記者会見で、「スマートフォンが運転免許証代わりになるかという点についても研究を進めてもらいたい」との見解を述べた。

 11月11日の記者会見において加藤官房長官は、マイナンバーカードのICチップに運転免許証情報を記録し、マイナンバーカードの個人認証機能をスマホに搭載した場合、スマホが運転免許証の代わりとして使えるのかと、政府の見解を問われた。

 加藤官房長官は「昨日開催されたマイナンバーとデジタル基盤に関するワーキンググループにおいて運転免許証のデジタル化についても議論がなされました。警察庁から現時点における運転免許証のデジタル化に向けた検討内容の報告があり、マイナンバーカードの一体化の在り方などについて意見交換も行なったところであります。運転免許証のデジタル化は、デジタル化が国民の利便性の向上に繋がるよう有識者の皆さんのご意見も踏まえながら、警察庁をはじめ関係機関の間でさらに検討が行なえるものと思います」と、運転免許証のデジタル化に向けた取り組みを報告。

 スマホが運転免許証の代わりとして使えるかという点について、加藤官房長官は「今後の制度設計にもよりますが、スマホが運転免許証代わりという点についても研究を進めていってもらいたいと思います」と述べている。

マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ(第4回)で示された警察庁の説明資料