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「サポカー補助金」対象は12月23日から。国交省が対象車種・グレードなど公表

2019年12月23日 発表

「サポカー補助金」の対象となる「サポカー S」

 国土交通省と経済産業省は12月23日、令和元年度補正予算案に盛り込まれた「サポカー補助金」について、12月23日から新車新規登録(登録車)、新車新規検査届出(軽自動車)された自動車を対象とするなど、対象車種・グレードなどを公表した。

 サポカー補助金は、65歳以上の高齢運転者による衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置が搭載された安全運転サポート車の購入などを補助するためのもの。補助額は衝突被害軽減ブレーキおよびペダル踏み間違い急発進等抑制装置を搭載する車両で、登録車が10万円、軽自動車が7万円、中古車が4万円。衝突被害軽減ブレーキを搭載する車両で、登録車が6万円、軽自動車が3万円、中古車が2万円。

衝突被害軽減ブレーキを搭載する車両となる「サポカー」については、補助金額は登録車が6万円、軽自動車が3万円、中古車が2万円

 また、後付けのペダル踏み間違い急発進等抑制装置についても対象となり、補助額は障害物検知機能付きが4万円、障害物検知機能なしが2万円となる。

 補助金の交付を受けた新車については、新車新規登録日または新車新規検査届出日より1年以上の間、原則として同一の者による使用(車検証上の使用者名義を変更しないこと)が求められる。違反すると補助金の返納が必要となる。事故などにより廃車した場合は返納の必要はないが、変更手続書類の提出が必要となる。

 今回、「サポカー補助金に関する審査委員会」における審査の結果を取りまとめて公表されたサポカー補助金の対象となる車種・グレードについては、国土交通省のWebサイトで国産車外国産車の一覧をExcel形式で公表している。

 また、後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置については、当該審査委員会における審査の結果、国土交通省による先行個別認定を受けている装置であるものとしている。

 なお、サポカー補助金は令和元年度補正予算案に盛り込まれた案で、実際の制度実施には補正予算案の可決・成立が前提となる。よって、申請受付開始は予算成立後となり、申請総額が予算額を超過次第、募集を終了する。

留意事項

・今後発売される車種・グレードなどについては、改めて「サポカー補助金に関する審査委員会」において審査を行ない、順次とりまとめ・公表。

・自家用自動車については、法人名義での購入は補助の対象外。また、補助の交付は、1人につき1台限り。

・事業用自動車については、法人名義での購入は補助の対象。また、1事業者につき65歳以上の高齢運転者の人数を超える数の車両または後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置の補助の交付は受けられない。

・申請にあたって必要となる主な書類は以下の通りとなる予定:「補助金交付申請書」「車検証のコピー」「本人確認書類(住民票、運転免許証、健康保険証などのコピー)」「補助金振り込み先」「上記の確認に必要な書類」

・中古車についても、今後、順次取りまとめ・公表。