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新車購入で最大10万円補助「サポカー補助金」。政府が補正予算案を閣議決定
補助対象は65歳以上の高齢運転者。後付け装置導入で最大4万円の補助
2019年12月13日 21:41
- 2019年12月13日 閣議決定
政府は12月13日に閣議決定した令和元年度補正予算案に、65歳以上の高齢運転者が、安全運転サポート車の購入などをする際、新車購入で最大10万円、後付け装置導入で最大4万円の補助を行なう「サポカー補助金」を盛り込んだ。
サポカー補助金は、高齢運転者の安全対策を行なうことを目的として、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進等抑制装置が搭載された安全運転サポート車の導入等を促進するため、民間団体等が実施する事業に対して補助金を交付するというもの。
新車購入や中古車購入に関わる車両導入補助事業では、補助対象者は令和元年度中に満65歳以上となる高齢運転者(令和元年度中に満65歳以上となる高齢運転者を雇用する事業者を含む)となる。
補助額は、衝突被害軽減ブレーキ及びペダル踏み間違い急発進等抑制装置を搭載する車で、登録車が10万円、軽自動車が7万円、中古車が4万円。
衝突被害軽減ブレーキを搭載する車で、補助金額は登録車が6万円、軽自動車が3万円、中古車が2万円。
現在ある車両に後付けする装置導入に関わる後付け装置導入補助事業では、補助対象者は令和元年度中に満65歳以上となる高齢運転者(令和元年度中に満65歳以上となる高齢運転者を雇用する事業者を含む)に装置を販売する者となる。
補助対象装置は後付けのペダル踏み間違い急発進等抑制装置で、補助額は障害物検知機能付で4万円、障害物検知機能なしで2万円。
国土交通省や経済産業省によると、補助金の対象となる具体的な対象車種・グレード(新車・中古車)や対象となる後付けのペダル踏み間違い急発進等抑制装置は、今後設置される「サポカー補助金に関する審査委員会(仮称)」による審査を経て決定・公表される。
補助金の対象期間は今後発表予定で、申請受付については補正予算成立後速やかに同事業実施者を決定して開始予定。事業の詳細や補助金の申請に当たって必要な手続きは、同事業実施者より公表予定。
なお、実際の制度実施には補正予算案の可決・成立が必要となる。