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F1第16戦サヒールGP予選、ハミルトン選手が欠場するもメルセデス勢が1-2 ラッセル選手は1000分の26秒差で2位に

レッドブル・ホンダは3位に

2020年12月4日~6日 開催

1000分の26秒差で2位になったジョージ・ラッセル選手

 F1第16戦サヒールGPが12月4日~6日(現地時間)、バーレーン国際サーキットで開催されている。第16戦では、第15戦バーレーンGPと同様のサーキットを用いながら、外周路を使用するレイアウトへと変更。コース長は5.412kmから3.543kmに短縮され、高速サーキットの趣となり、1周1分を切るタイムで争われるレースとなっている。

 このサヒールGPは、今シーズンのドライバーズチャンピオンを決めているルイス・ハミルトン選手が新型コロナウィルス陽性のために欠場。ウィリアムズ・レーシングのジョージ・ラッセル選手がメルセデスAMG ペトロナス F1チームから出場する。また、ラッセル選手の抜けたウィリアムズからは、リザーブドライバーのジャック・エイトケン選手が出場。そのほか、前戦でクラッシュしたロマン・グロージャン選手に代わり、ピエトロ・フィッティパルディ選手がハース・フェラーリから参戦している。

 12月5日(日本時間で12月6日2時)から始まった予選では、Q1(予選1)のトップタイムである53秒904をメルセデスのバルテリ・ボッタス選手(77号車 メルセデス)が記録。2位は54秒037でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手となった。

 Q2は、Q2を通過した際と同じ種類のタイヤをスタート時に履く必要があるため、決勝のタイヤ戦略をにらんでメルセデスやルノー、フェラーリ勢とレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手が1回目のタイムアタックをミディアムタイヤで実施。ソフトタイヤを履くレーシングポイントのセルジオ・ペレス選手が53秒707でトップタイムを記録した。上位10台の内5台がソフトタイヤ、5台がミディアムタイヤという状態になった。Q2は10台しか通過できないため、2回目のタイムアタックではメルセデス勢以外はすべてソフトタイヤでのぞんだ。

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手は53秒647でトップタイムを記録。ホンダ勢では、アレクサンダー・アルボン選手(23号車 レッドブル・レーシング・ホンダ)が12位とQ2落ちとなったが、ピエール・ガスリー選手(10号車 アルファタウリ・ホンダ)、ダニール・クビアト選手(28号車 アルファタウリ・ホンダ)はQ2を突破した。

 メルセデス勢のみがミディアムタイヤで通過し、翌日の決勝レースにおけるトップ10の中では、ほかと異なるタイヤ戦略でスタートできることになった。

注目のジョージ・ラッセル選手は1000分の26秒差で2位に

 Q3は1回目のタイムアタックでマックス・フェルスタッペン選手が53秒519で最速タイムを記録するが、2回目のタイムアタックでメルセデス勢が早めに出て、バルテリ・ボッタス選手が53秒377でトップタイムを、ジョージ・ラッセル選手が53秒519で2番目のタイムを記録。

 メルセデス勢は3回目のタイムアタックに、そのほかは2回目のタイムアタックに挑む。バルテリ・ボッタス選手は53秒377のタイムを更新できなかったものの、ポールポジションを獲得。ジョージ・ラッセル選手はタイムを更新したものの53秒403と1000分の26秒差で2位に。ハミルトン選手は欠場しているもののメルセデス勢がフロントローを獲得した。

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手は53秒433で3位。そのほかのホンダ勢は、アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアト選手が6位、ピエール・ガスリー選手が9位。

マックス・フェルスタッペン選手(33号車 レッドブル・レーシング・ホンダ) (C)Getty Images / Red Bull Content Pool
F1第16戦サヒールGP 予選結果
順位号車ドライバー車両Q1Q2Q3周回数
177バルテリ・ボッタスメルセデス53秒90453秒80353秒37724
263ジョージ・ラッセルメルセデス54秒16053秒81953秒40325
333マックス・フェルスタッペンレッドブル・レーシング・ホンダ54秒03753秒64753秒43317
416シャルル・ルクレールフェラーリ54秒24953秒82553秒61321
511セルジオ・ペレスレーシングポイント・BWT・メルセデス54秒23653秒78753秒79017
626ダニール・クビアトアルファタウリ・ホンダ54秒34653秒85653秒90626
73ダニエル・リカルドルノー54秒38853秒87153秒95715
855カルロス・サインツマクラーレン・ルノー54秒45053秒81854秒01020
910ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ54秒20753秒94154秒15428
1018ランス・ストロールレーシングポイント・BWT・メルセデス54秒59553秒84054秒20019
1131エステバン・オコンルノー54秒30953秒99513
1223アレクサンダー・アルボンレッドブル・レーシング・ホンダ54秒62054秒02612
135セバスチャン・ベッテルフェラーリ54秒30154秒17517
1499アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ・レーシング・フェラーリ54秒52354秒37714
154ランド・ノリスマクラーレン・ルノー54秒19454秒69315
1620ケビン・マグネッセンハース・フェラーリ54秒7059
176ニコラス・ラティフィウイリアムズ・メルセデス54秒79611
1889ジャック・エイトケンウイリアムズ・メルセデス54秒8929
197キミ・ライコネンアルファロメオ・レーシング・フェラーリ54秒96311
2051ピエトロ・フィッティパルディハース・フェラーリ55秒42611
ピエール・ガスリー選手(10号車 アルファタウリ・ホンダ) (C)Getty Images / Red Bull Content Pool