F1 2020年シーズン最後の予選、ポールポジションはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手

マックス・フェルスタッペン選手（33号車 レッドブル・レーシング・ホンダ）　（C）Getty Images / Red Bull Content Pool

　F1第17戦アブダビGPが12月11日～13日（現地時間）、アラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されている。12日は予選が開催され、2020年シーズン最後のポールポジションは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手が獲得した。

　F1第17戦アブダビGPでは、第16戦サヒールGPを新型コロナのPCR検査で陽性反応が出て欠場したメルセデスのルイス・ハミルトン選手が復帰。ハミルトン選手に代わってメルセデスから出場したジョージ・ラッセル選手は、本来のチームであるウィリアムズから出場している。

　日本時間12月12日22時から始まった予選は、全選手がソフトタイヤでタイムを記録。Q1（予選1）は復帰したメルセデスのルイス・ハミルトン選手が1分35秒528でトップタイム。そこにメルセデスのバルテリ・ボッタス選手が1分35秒699で続く。

　上位から10番手までがQ3（予選3）に進めるQ2（予選2）では、タイムを記録したタイヤで決勝レースを走る必要がある。そのため、Q2の1回目ではソフトタイヤではなくミディアムタイヤでアタックする選手が多く出てきた。

　ミディアムタイヤでさっさとタイムを出しに行ったルイス・ハミルトン選手は1分35秒466を記録。その後ろを走っていたボッタス選手は1分35秒527でハミルトン選手に及ばないものの、メルセデス勢がミディアムタイヤで1-2を占める。レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン選手は、Q2の1回目の走行はミディアムタイヤでアタックし、よいタイムをだしていたが、トラックリミット違反（コース外走行）でタイム抹消となってしまった。

　2回目のタイムアタックでは、マックス・フェルスタッペン選手がミディアムタイヤで1分35秒641で3番手タイムを記録。1回目のタイムアタックはタイム抹消となったアルボン選手はソフトタイヤで1分35秒654の4番手タイムを記録。メルセデス勢の2台とフェルスタッペン選手が、明日の決勝レースをトップ10の中ではミディアムタイヤでスタートする。フェラーリのシャルル・ルクレース選手もミディアムタイヤでタイムを記録したが、決勝レースでは5グリッドタウンが決まっている。

　ホンダ勢は、ピエール・ガスリー選手（10号車 アルファタウリ・ホンダ）、ダニール・クビアト選手（28号車 アルファタウリ・ホンダ）と、全車Q3へ進んだ。

ポールポジションはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手

　最終的なスタート順位を決めるQ3（予選3）は、全選手ソフトタイヤでタイムアタック。1回目のタイムアタックでは1分35秒415でボッタス選手がトップタイム。フェルスタッペン選手、ハミルトン選手、アルボン選手と続いた。

　残り4分で始まったQ3 2回目のタイムアタック。アルファタウリ勢が先頭を切ってタイムを出しに行く。それに続くのはハミルトン選手。ハミルトン選手はボッタス選手のタイムを更新し1分35秒332でトップに立つ。しかし、それをボッタス選手が1分35秒271で更新しトップに立つ。さらにそれをレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手が1分35秒246で更新。トップに立ち、今シーズン初ポールポジションを獲得した。

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ヤス・マリーナ・サーキット　（C）Getty Images / Red Bull Content Pool