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トヨタ、新型車「ヤリス」「ヤリスクロス」計4万5373台をリコール

ハイブリッドシステムやシートベルトアンカブラケットに不具合

2020年12月16日 発表

新型車「ヤリス」「ヤリスクロス」で計4万5373台のリコール

 トヨタ自動車は12月16日、ハイブリッドシステムやシートベルトアンカブラケットに不具合があるとして、新型車「ヤリス」「ヤリスクロス」の2車種、計4万5373台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は2つあり、1つ目の不具合は、ハイブリッドトランスアクスルのインプットダンパにおいて、防錆油の塗布が不適切なためダンパの動力伝達部に付着することがある。そのため、急加速の際、当該ダンパに異常な滑りが生じて警告灯が点灯し、最悪の場合ではハイブリッドシステムが停止するおそれがある。

 2つ目の不具合は、後部中央座席において、金属製ブラケットの加工が不適切なため、衝突時の衝撃により鋭利な端部でシートベルトが損傷する場合がある。そのため、最悪の場合ではシートベルトが破断し、乗員を拘束できなくなるおそれがある。

 改善措置として、1つ目の不具合は全車両のインプットダンパを良品と交換。2つ目の不具合は、全車両のシートベルトアンカブラケットに保護材を追加する。

 対象車両の製作期間は2019年12月11日~2020年10月17日。これまでの不具合件数は、1つ目の不具合が74件、2つ目の不具合が0件。事故はそれぞれ発生していない。

改善箇所説明図