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日立アステモのSUPER GT参戦車、17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)岡山GTテストを走る
2021年3月6日 13:24
岡山公式テストは有観客で開催
2021年3月6日~7日の2日間にわたり、岡山国際サーキット(岡山県美作市)でSUPER GT公式テストが始まった。例年この時期に岡山で開催されるSUPER GT公式テストは、昨年はコロナ禍による延期発表の後に中止となった。2021年は前売り券のみによる有観客テストを実施できており、各種イベントはないながら、テスト走行がしっかりと行なわれている。
SUPER GTの2021年シーズンから新たにGT500に登場するのが、Astemo REAL RACING(アステモ・リアルレーシング)から参戦する17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)。チーム代表および監督は金石勝智氏で、リアルレーシングの新体制になる。
リアルレーシングは、これまで12年間ホンダ系サプライヤーであるケーヒンとパートナーシップを組んでSUPER GTに参戦。2020年シーズンもチャンピオン争いに絡む活躍を見せていた。
そのケーヒンが、日立オートモティブシステムズ、ショーワ、日信工と統合会社を作り、日立Astemo(アステモ)として2021年1月6日に営業開始。リアルレーシングもアステモ・リアルレーシングとして1月15日に参戦体制を発表、カラーリングイメージも公開されていた。
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初日午前中は2位となったAstemo NSX-GT
これまで17号車は、ケーヒンの青を基調にカラーリングされていたが、17号車 Astemo NSX-GTではアステモのイメージカラーである赤をを基調としたカラーリングに変更。ボディ下部はシルバーカラーとなっており、岡山テストでも非常に目立つ1台となっていた。
1日目の午前中はベルトラン・バゲット選手が走行。1分18秒637のタイムを記録し2位を記録している。各車さまざまなテストをしているため、このタイムの意味を見いだすのは難しいが、17号車は岡山国際サーキットでツノが生えて優勝するなど印象的な活躍をしている。今シーズンの活躍が楽しみな1台だ。