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日立アステモのSUPER GT参戦車、17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)岡山GTテストを走る

17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)

岡山公式テストは有観客で開催

 2021年3月6日~7日の2日間にわたり、岡山国際サーキット(岡山県美作市)でSUPER GT公式テストが始まった。例年この時期に岡山で開催されるSUPER GT公式テストは、昨年はコロナ禍による延期発表の後に中止となった。2021年は前売り券のみによる有観客テストを実施できており、各種イベントはないながら、テスト走行がしっかりと行なわれている。

 SUPER GTの2021年シーズンから新たにGT500に登場するのが、Astemo REAL RACING(アステモ・リアルレーシング)から参戦する17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)。チーム代表および監督は金石勝智氏で、リアルレーシングの新体制になる。

17号車 Astemo NSX-GTは赤を基調としたカラーリングとなった

 リアルレーシングは、これまで12年間ホンダ系サプライヤーであるケーヒンとパートナーシップを組んでSUPER GTに参戦。2020年シーズンもチャンピオン争いに絡む活躍を見せていた。

 そのケーヒンが、日立オートモティブシステムズ、ショーワ、日信工と統合会社を作り、日立Astemo(アステモ)として2021年1月6日に営業開始。リアルレーシングもアステモ・リアルレーシングとして1月15日に参戦体制を発表、カラーリングイメージも公開されていた。

日立アステモ事業戦略説明会、xEVやADASなど成長市場へ優先投資し2025年度に売上高約2兆円

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1300933.html

初日午前中は2位となったAstemo NSX-GT

ボディ下部はシルバーカラーで引き締まったものに

 これまで17号車は、ケーヒンの青を基調にカラーリングされていたが、17号車 Astemo NSX-GTではアステモのイメージカラーである赤をを基調としたカラーリングに変更。ボディ下部はシルバーカラーとなっており、岡山テストでも非常に目立つ1台となっていた。

 1日目の午前中はベルトラン・バゲット選手が走行。1分18秒637のタイムを記録し2位を記録している。各車さまざまなテストをしているため、このタイムの意味を見いだすのは難しいが、17号車は岡山国際サーキットでツノが生えて優勝するなど印象的な活躍をしている。今シーズンの活躍が楽しみな1台だ。

【SUPER GT開幕戦 岡山】ツノが生えても17号車 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史組)がGT500を優勝

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1115902.html