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ヤマハ、ソニーと共同開発したエンタテインメント車両「SC-1」で新サービス“らくがきクルーズ”開始

2021年3月5日~3月29日 開催

ヤマハとソニーが共同開発したソーシャブルカート(SC-1)

 ヤマハ発動機は3月5日、ソニーと共同開発したエンタテインメント車両「Sociable Cart(ソーシャブルカート):SC-1」を用いた新たなサービスを、イオンモール沖縄ライカム(沖縄県中頭郡北中城村)にて開始した。

 SC-1は、室内や車体側面にビルトインされている高精細ディスプレイに、カメラで捉えた車両の前後左右の様子や走行場所に応じたさまざまな映像、融合現実映像(Mixed Reality)を映し出すことができ、従来の自動車やカートでは提供できなかったエンタテインメント空間を作り出すことで、乗客や車両を取り巻く人により楽しい低速移動の価値を提供することが狙いのエンタテインメント車両。

 新たなサービスは、2019年11月に第1弾として、カヌチャリゾート(沖縄県名護市)と東南植物楽園(沖縄県沖縄市)で実施したエンタテインメント体験に続くプログラムとなる。

移動が楽しくなるモビリティ!「Sociable Cart SC-1」(2分11秒)

 今回展開しているクルージングサービス「らくがきクルーズ」は、従来の乗車による体験に加えて、乗車をしない周囲の人も参加できるサービスとなっている。会場でもらえるぬり絵用紙「らくがきクルーズマップ」に描かれたビルや家、樹木などの輪郭への自由な色付けや好きな画像を追加することで、それらを愛知工業大学情報科学部 水野慎士研究室が開発した専用プログラムで立体的な3D画像とし、会場内中央に設置された大型モニターに空想の街として投影。自分がデザインした車両の走行する姿を眺められるだけでなく、SC-1に乗車することで車内から街並みの景色を楽しむこともできる。

 このサービスを通じて店舗など施設への集客増加を図れることから、今後も両社はSC-1を活用した新たなコミュニケーションサービスを提案していくという。

らくがきクルーズ会場イメージ
立体的な3D画像で再現される「ぬり絵」

らくがきクルーズの概要

開催日時:2021年3月5日~3月29日14時~17時
(18時~20時は沖縄テレビの番組「琉球トラウマナイト」による「ローカルホラーリポート」のスペシャルコンテンツに切り替わる)
会場:「イオンモール沖縄ライカム2F アクアエレベーター前広場(グローバルワーク前)」
価格:
・らくがきクルーズ(カートに乗って自分の描いた街を走る)
1回(1人)500円→イオンモールアプリ提示で1回(1人 300円
1回(1グループ)最大1000円→イオンモールアプリ提示で1回(1グループ)800円

・らくがきカート(自分の描いたクルマを大きく投影)
1回(1枚)300円→イオンモールアプリ提示で1回(1枚)100円
対象:3歳以上(小学生以下は18歳以上の人の同乗が必要)

キャンペーンについて

 カヌチャリゾートと東南植物楽園で実施中のムーンライトクルーズでも、「ローカルホラーリポート」のサービスを提供。カヌチャリゾートと東南植物楽園、イオンモールのうち、2か所以上のサービスを体験された人を対象に、琉球トラウマナイト専用グッズをプレゼントするキャンペーンを実施中。詳しくは「イベント特設サイト」を参照のこと。

エンタテインメント車両「SC-1」の主な仕様

ボディサイズ:3135×1306×1830mm(全長×全幅×全高)
乗車定員:5名
走行速度:0~19km/h
搭載モニター:49インチ4K液晶モニター×1台(車内)、55インチ4K液晶モニター×4台(車外)
駆動方式:DCモーター
バッテリータイプ:リチウムイオンポリマー電池
ブレーキ方式:油圧式4輪ディスクおよびモーター回生ブレーキ
サスペンション:ダブルウィッシュボーン式(フロント)/リンク式(リア)
自動運転方式:電磁誘導+RFID