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ジープ、ラングラーのEVコンセプト「MAGNETO」公開 電動モーターに6速MT採用

EVによる持続可能なロッククライミングモデルの提案

2021年3月22日(現地時間) 発表

 ジープは3月22日(現地時間)、EV(電気自動車)のコンセプトカー「Magneto」を公開した。Magnetoは、2ドアの「ラングラー」に電気モーターを搭載。モーターは6速MTに接続され内燃エンジンと同じようにクラッチを備えた、独自の電動パワートレーンが採用された。

 Magnetoのコンセプトは、完璧なロッククライミング力を備えたバッテリーEVで、搭載されるモーターはV型6気筒 3.6リッターエンジンに匹敵する、最高出力285HP、最大トルク370Nmを発生。0-60マイル/h加速6.8秒を実現する。

 搭載されるバッテリーは4つのバッテリーパックで構成され容量は70kWhを備える。バッテリーは4つの車輪の重量のバランスを取るためラングラーの周囲に配置され、1つ目のパックは燃料タンクに置き換わり、もう1つのパックは燃料タンクの反対側に位置する場所に取り付けられた。3つ目のパックはボンネット下のモーターの上に配置され、4番目のパックは通常は排気マフラーが収められるスペースに配置された。

 また、76cmの水位を横断する機能を維持するために、バッテリーやバッテリー制御モジュールなどは防水エンクロージャー内に設置された。

 ジープブランドのエンジニアとデザイナーは、ジープの4✕4機能を備えたゼロエミッション車を製作することにより、オンロードとオフロードで新しいレベルの効率性、環境への責任、パフォーマンスを実現させていることを強調している。

 ジープでは、このMagnetoのほか、「ster Beach」「Red Bare」「Orange Peelz」といったモデルを、3月27日~4月4日の期間、米国モアブで開催される世界中からオフロード愛好家が集まるイベントに出展する。

ster Beach:1968年のジープ スターコマンド(C-101)をアップデートして、ヴィンテージのボディとモダンなドライブトレーンを融合させた
Red Bare:フルカスタムされたグラディエイターとして、伝説的な4x4の機能や究極のパフォーマンスを兼ね備えた
Orange Peelz:ラングラーを世界的なアイコンにした、オープンエアの楽しさと自由なライフスタイルに敬意を表したモデル
Farout
Top Dog
Wrangler Rubicon 392