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トヨタ、自動配送ロボティクス企業「Nuro」に出資 ウーブン・キャピタル第1号投資案件

2021年3月25日 発表

Nuro 無人自動配送車

 トヨタ自動車は3月25日、グローバル投資ファンド「ウーブン・キャピタル(Woven Capital)」が自動配送に特化したロボティクス企業「Nuro」に出資を行なったと発表した。

 Nuroは、ロボティクスを活用した自動配送に取り組む企業。クローガー、ドミノ・ピザ、ウォルマート、CVSなどの企業とのパートナーシップを発表していて、Nuroの無人自動運転車は、生鮮品やピザから調剤に至るまで、様々な日用品を、早く、安価に、そして何より安全に宅配できるようデザインされている。

Nuro 無人自動配送車

 ウーブン・キャピタルによる出資は、Nuroが無人自動配送車の開発を加速し、自動運転を実装した新しい配送を実現していくことを目的としたシリーズCラウンドの資金調達の一部となる。

 ウーブン・キャピタルは、トヨタ自動車が展開するウーブン・プラネット・グループ(Woven Planet Group)のコーポレート・ベンチャー・キャピタル。モビリティ分野にてグロース・ステージの企業を支援する8億米ドル規模の投資ファンドとして2021年1月に設立された。

 今回の出資はウーブン・キャピタルの第一号投資案件となり、今後、モビリティ、自動化、人工知能、データアナリティクス、コネクティビティ、スマートシティ分野におけるイノベーションやビジネスモデルを生み出す企業に出資していく方針。

 ウーブン・キャピタル マネージング・ディレクターのジョージ・ケラマン氏は「Nuroは、自動運転を用いた地域配送の分野におけるリーダーです。同社は、最先端の技術および米国の大手ブランドとの強固なパートナーシップにより、日常の買い物体験を、より安全で効率的な形で、全く新しい革新的なものに変えようとしています。Nuroが提供する安全でユーザーフレンドリーな配送は、ポストコロナにおいても消費者に評価されると確信しています。NuroのビジネスはWoven Planet Groupが目指す『Safe Mobility for All』にも合致しており、ウーブン・キャピタルの第一号投資案件として今後の成長を支援できることを嬉しく思います」とコメント。

Nuro 無人自動配送車

 Nuro 共同創業者・Presidentのデイヴ・ファーガソン氏は「安全なモビリティと先端テクノロジーにフォーカスし、トヨタグループとしてのルーツを持つウーブン・キャピタルは、Nuroにとって理想的なパートナーです。ウーブン・キャピタルのチームは、実社会で自動配送サービスを実現するという私たちの仕事を深く理解し、評価してくれています。彼らと一緒にモビリティの未来を創り、人々の生活を豊かにしていくことを楽しみにしています」とコメントしている。

Nuro 無人自動配送車