日産、中国市場に「e-POWER」導入を発表 「上海モーターショー2021」で新型「エクストレイル」初公開も

上海モーターショー2021で「e-POWER」の中国導入を発表

　日産自動車は3月26日、中国上海で開催される「上海モーターショー2021」（4月21日～28日：一般公開）で、新型「エクストレイル」を中国市場で初公開するとともに、「e-POWER」の中国導入を発表すると発表した。

　エクストレイルは、初代モデルが発売された2000年から2020年までに世界全体で累計626万台の販売を記録。そのうち2021年2月までに138万台が中国市場で販売されている。新型エクストレイルは、フルモデルチェンジにより日産のSUV史上最も先進的なモデルに生まれかわるという。

新型エクストレイルを中国市場で初公開する

　e-POWERは、100％電気モーターで駆動するシステムで、EV（電気自動車）のようなレスポンスのよい加速、スムーズな減速、そして静粛性を実現するとともに、搭載しているガソリンエンジンが必要に応じて発電とバッテリーへの充電をすることで、外部からの充電を必要としないテクノロジー。2世代目となるe-POWERは、全面改良によりさらに力強く上質な走りと効率性の向上を実現させたといい、今回、中国市場へ導入が発表される。

　上海国家会展中心のホール7．2にある日産ブースでは、日産のルーツである日本に敬意を表し、展示ブースに日本のデザイン美学を具現化した全く新しいデザインを採用。2020年の北京モーターショー2020において中国市場で初公開されたアリアやリーフなどが展示される。

クロスオーバーEV「アリア」も展示

中国市場での電動化戦略の推進に向けた取り組みとコミットメントを示すものとして、100％電気自動車の公道レース選手権「フォーミュラE」への参戦とその成果を紹介するとともに、リーフの現行モデルも展示