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メルセデス・ベンツ、7人乗りSUV「GLB」にエントリーモデルの「GLB 180」とディーゼル4駆の「GLB 200 d 4MATIC」追加

2021年4月5日 発表

530万円~553万円

7人乗り3列シートSUVモデルのラインアップを拡充

 メルセデス・ベンツ日本は、SUVモデルの「GLB」に、ガソリンエンジン搭載のエントリーモデル「GLB 180」および、ディーゼルエンジン搭載の4輪駆動モデル「GLB 200 d 4MATIC」を追加して4月5日より予約受付を開始した。価格はGLB 180が530万円(2021年7月納車予定)、GLB 200 d 4MATICが553万円(同6月納車予定)。

 GLBは、究極のオフローダーであるGクラスからインスピレーションを受けたスクエアなエクステリアデザインと、高い悪路走破性を持つ本格的なSUVでありながら、広い室内空間に7人乗車を標準とし、かつ日本の都市部でも取り回しのよいを実現したSUVモデル。今回の2グレードが追加され、全部で4グレードとなる。

 今回追加されたGLB 180は、超小型、軽量、優れた動・静剛性が特長。パワートレインは排気量1.4リッターのオールアルミニウムのエンジンに電子制御7速AT(7G-DCT)が組み合わされる。ターボチャージャーには、フレキシブルに過給圧制御を行ない、低負荷域においても最適な過給圧が設定される電子制御ウェストゲートを採用。

直列4気筒1.4リッター直噴ターボエンジン(型式:M282)

 また、通常のシリンダーヘッドに比べると、装着時の高さがある一方、幅や重さがコンパクトなデルタ形シリンダーヘッドを採用。同時にインテークマニホールドとエグゾーストマニホールドを半一体型としてコンパクト化を実現している。さらに、ノイズ低減にも注力していて、吸気ダクトにヘルムホルツ共鳴器を採用し、触媒コンバーターにも遮音シールを施したほか、カバーもノイズ低減に貢献しているという。

ディーゼル×4輪駆動モデル

 GLB 200 d 4MATICに搭載されるのは、直列4気筒 2.0リッタークリーンディーゼルターボエンジンで、最高出力150PS/最大トルク320Nmと、コンパクトなボディを力強く加速させる性能と低振動で高い静粛性を両立。

 全長をコンパクトにまとめたシリンダーブロックは、軽量化のためにアルミニウム製としつつもピストンはスチール製を採用。この熱膨張率の異なる素材を使用したことで40%以上も摩擦を低減させたという。

 また、シリンダーウォールにはスチールカーボン材を溶射コーティングした「NANOSLIDE摩擦低減加工」が施されているほか、ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用して、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能とした。

直列4気筒2.0リッター直噴ターボディーゼルエンジン(型式OM654q)

 また、GLB 200 d 4MATICに採用される四輪駆動システム4MATICは、ドライバーがダイナミックセレクトのスイッチを操作することで、基本の前後トルク配分比を変化させることが可能。四輪駆動クラッチを制御する特性マップを3つ持ち、一般的な走行状況における基本的な前後トルク配分比は、ドライブモード「ECO/コンフォート」で80:20、「スポーツ」では70:30になる。また、オフロード走行では、四輪駆動クラッチがセンターディファレンシャルロックのように働き、基本トルク配分は50:50に。

 どのモードにおいても路面状況に応じて連続的にトルク配分比を変化させることで、常に最適な駆動力の伝達を可能にし、オンロードでの安定性や効率性とオフロードでの走破性を高次元で両立した。また、センターコンソールにあるダイナミックセレクトのスイッチで「オフロード」を選択すると、トルク配分やABSも制御され、より悪路走破性を高めてくれる。さらに、マルチビームLEDヘッドライトが車両の直前部を広く明るく照らすモードとなり、障害物を発見しやすくなる機能も搭載する。

モデルステアリングエンジン価格
GLB 180直列4気筒1.4リッター直噴ターボ5,300,000円
GLB 200 d 4MATIC直列4気筒2.0リッターディーゼルターボ5,530,000円
GLB 250 4MATIC スポーツ直列4気筒2.0リッター直噴ターボ7,040,000円
メルセデスAMG GLB 35 4MATIC直列4気筒2.0リッター直噴ターボ7,320,000円