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メルセデス・ベンツ、新型「GLB」発表。7人乗り3列シートSUV
「GLB 200 d」「GLB 250 4MATIC スポーツ」2モデル導入
2020年6月25日 12:30
- 2020年6月25日 受注開始
- GLB 200 d:512万円
- GLB 250 4MATIC スポーツ:696万円
メルセデス・ベンツ日本は6月25日、7人乗り3列シートの新型SUV「GLB」を発表。同日より予約注文受付を開始した。導入されるのは2.0リッターディーゼルモデルの「GLB 200 d」と2.0リッターガソリンモデルの「GLB 250 4MATIC スポーツ」で、価格はGLB 200 dが512万円、GLB 250 4MATIC スポーツが696万円。納車は7月ごろの予定。
新型GLBは、メルセデス・ベンツのSUVラインアップとして9車種目となる新型モデル。取りまわしのよいサイズでありながら7人乗車を実現する3列シートを採用。本格オフローダー譲りのスクエアなエクステリアデザインとともに、高い悪路走破性を備えたという。
そのほかの特長として、メルセデス・ベンツの対話型インフォテインメントシステム「MBUX」や「Sクラス」と同等の最新の安全運転支援システムが採用されている。
直列4気筒 2.0リッターターボディーゼル「GLB 200 d」と直列4気筒 2.0リッター直噴ターボガソリン「GLB 250 4MATIC スポーツ」をラインアップ
GLB 200 dは、最高出力110kW(150PS)、最大トルク320Nmを発生する直列4気筒2.0リッターディーゼルターボ「OM654q」型エンジンを搭載。GLB 250 4MATIC スポーツは、最高出力165kW(224PS)、最大トルク350Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターガソリンターボ「M260」型エンジンを搭載。どちらもトランスミッションは新開発の8速DCT「8G-DCT」を採用する。
GLB 250 4MATIC スポーツについては、駆動方式に4WDシステム「4MATIC」を採用。ドライバーがダイナミックセレクトのスイッチを操作することで、基本の前後トルク配分比を変化させることが可能。四輪駆動クラッチを制御する特性マップは3つあり、「ECO/コンフォート」で80:20、「スポーツ」で70:30。一方、オフロード走行では、四輪駆動クラッチがセンターディファレンシャルロックのように働き、基本トルク配分は均等に50:50となる。
どのモードにおいても路面状況に応じて連続的にトルク配分比を変化させることで、常に最適な駆動力の伝達を可能にし、オンロードでの安定性や効率性とオフロードでの走破性を高次元で両立させたという。
また、センターコンソールにあるダイナミックセレクトのスイッチで「オフロード」を選択すると、トルク配分やABSのマネジメントにより悪路走破性を高めるとともに、マルチビームLEDヘッドライトが車両の直前部を広く明るく照らすモードとなり、障害物を発見しやすくする。さらに、急なオフロードの下り坂を2km/h~18km/hの間で事前に設定した一定の速度で降りることができるDSR(ダウンヒルスピードレギュレーション)も装備されている。
140mmの前後調整が可能な2列目シートを採用
新型車GLBは、スクエアで車高の高いスタイルと、2829mmという長いホイールベースを活かして広い室内空間を実現。最低地上高が約200mmと通常の乗用車より高く設定されており、悪路走破性だけでなく、街中でのちょっとした段差などにも気を遣わず運転することができ、安心してドライブを楽しむことができるという。
インテリアの特長としては、2列目シートが60:40分割となり140mmの調整が可能な前後スライド機構を備え、後ろにスライドさせて乗員にレッグスペースを提供したり、前にスライドさせて積載性を向上させたりすることが可能。また、バックレストは40:20:40の分割可倒式となり、バックレストの角度は8段階の調整が可能になっている。
3列目シートは、2列目シートのバックレストにあるロック解除レバーを操作することで、2列目シートが前に倒れてスライドしてワンタッチで乗り降りすることが可能。また、3列目シートを使用しない場合は格納することもできる。
全席で高さ調整式ヘッドレストや、2列目中央を除く全6席にシートベルトテンショナー&ベルトフォースリミッター付シートベルト、3列目シートにも対応したSRSウインドウバッグを備えるなど安全装備を充実させた。
ラゲッジルームは、高い車高や多彩なシートパターンにより、十分な積載性を確保しているだけでなく、日常的な利便性も考慮。左右のラゲッジルームトリムに小物入れを設けたほか、テールゲート下部にコート用フック2個、2段階高さ調整式ラゲッジルームフロアなどを備えた。また、バッグ用フックも左右に設けており、使い勝手を追求した。
また、足をリアバンパー下部に差し入れるだけで開閉でき、リモコンキーやテールゲートのボタンを押すことでも同様の操作が行なえる「EASY-PACK自動開閉式テールゲート」を標準採用して、テールゲート開閉時の利便性も向上させた。
【お詫びと訂正】記事初出時、キャプションの表記に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。