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トヨタ、新型「GR 86」を岡山国際サーキットで世界初の一般公開 スバル「BRZ」とともに

岡山国際サーキットで一般世界初公開された新型「GR 86」

一般世界初公開となった新型「GR 86」

 4月10日~11日の2日間にわたってSUPER GTの開幕戦が岡山国際サーキットで開かれている。2020年はコロナ過のため岡山での開催は見送られたが、2021年は無事に有観客で2年ぶりの開催となった。

 有観客開催のため展示ブースも用意され、そこには一般には世界初公開となるトヨタ自動車の新型「GR 86」、スバルの新型「BRZ」も展示されていた。

 今回の岡山ではパドックエリアと観客席エリアは行き来不可として感染リスクを極力低減して運営されている。そのため本記事では一般観客席のみに入場したスタッフからクラウド経由で写真提供を受け、編集部のほうで記事を書き起こしている。

GR 86を展示するToyota Gazoo Racingブース

スバルの新型BRZ、トヨタのGR 86とともに岡山国際サーキットで世界初の一般公開

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1317843.html

 発表会はオンラインで同時に行なわれた両車だが、展示は各社別々のブースで行なわれている。GR 86が展示されているのは、Toyota Gazoo Racingブース。GTでは、レクサスで参戦していたときもあったが、GRスープラの発売に伴いトヨタでの参戦に変更。Gazoo Racingも、GRスープラ、GRヤリス、GR 86とGRブランドのスポーツカーがそろってきたことで、トヨタのレーシング活動が分かりやすくなり、クルマを買いやすくなっている。他社とのコラボレーションやGRファクトリーなどの生産革命を駆使しながら「スポーツカーを作り続ける」というトヨタの強い意志を感じられる。ル・マン3連覇、WRC(世界ラリー選手権)チャンピオン獲得と、SUPER GTでのレーシング活動がGazoo Racingという旗のもとで行なわれている。

 さて、肝心のGR 86はというとブースの奥に展示されている。ウィンドウは閉じられているためコクピットの詳細を知ることは難しいが、外観はすみずみまで見ることができ、世界初公開のクルマを堪能できる。GR 86もBRZもグローバルに販売されていくクルマとなるので、新型車の登場は世界的に注目されている。さらにコロナ禍のためオンライン発表会となり、実車を見ることは世界的にとても貴重な機会となっている。

さまざまな角度からGR 86を見ることができる

 SUPER GTでは雨のレースが印象的でもある岡山国際サーキットだが、「もんげー岡山!」と並び「晴れの国おかやま」と観光PRされているように基本的に晴れの日が多い土地柄だという。決勝が開催される11日も天気予報は「晴れ」で降水確率は0%。快晴のなか、新型車展示を楽しんでみていただきたい。

トヨタブースのお約束、「トヨタ くま吉」もお出迎え。有観客試合のため久々のくま吉。くま吉を見られるサーキットっていいなと思う