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トミカ史上初NFC搭載「スーパースピードトミカ」登場 新商品発表会でスバル「WRX」vs日産「GT-R」の真剣バトル

2021年4月20日 開催

 タカラトミーは4月20日、ダイキャスト製ミニカー「トミカ」の新商品「スーパースピードトミカ」と「トミカスピードウェイ実況サウンド!デジタルアクセルサーキット」のオンラインメディア発表会を開催した。

 同発表会に、スバル 商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャーの五島賢氏、日産自動車 商品企画本部 商品企画責任者 NISSAN GT-R/Fairlady Z担当の田村宏志氏がゲストとして登場し、「WRX STI」と「GT-R」が登場する新商品スーパースピードトミカを使って、スバルと日産それぞれのブランドを背負った2名の真剣バトルが繰り広げられた。

新商品発表会場でスバル 五島氏と日産 田村氏の真剣バトル

スーパースピードトミカ SST-01 TEAM TSR TOYOTA GR SUPRA[PROJECT-α]
スーパースピードトミカ SST-02 TEAM SHINOBI NISSAN GT-R[翔 EDITION]
スーパースピードトミカ SST-03 TEAM WING Honda CIVIC TYPE R[concept Eagle]
スーパースピードトミカ SST-04 TEAM MONSTER SUBARU WRX STI[T-REX CUSTOM]
トミカスピードウェイ 実況サウンド!デジタルアクセルサーキット

 タカラトミーが2021年6月19日から発売する「スーパースピードトミカ」には、スバル「WRX STI」、日産「GT-R」、トヨタ「GR スープラ」、ホンダ「シビック TYPE R」の4車種が登場。価格は各1320円。また、スーパースピードトミカを使ってバトルを楽しめる「トミカスピードウェイ実況サウンド!デジタルアクセルサーキット」も登場し、価格は1万2100円となる。

 新商品スーパースピードトミカでは、トミカ初のNFCチップが搭載されて専用アプリと走行データが連動して走行記録がデータとして記録される。また、トミカスピードウェイ 実況サウンド!デジタルアクセルサーキットでは、スマートフォン専用アプリと連動して「スーパースピードトミカ」と同じデザインにラッピングされたマシンのCG映像が登場して、レースとリンクした音声や映像の演出が楽しめるという。

トミカ新商品発表会場でスバルの五島氏と日産の田村氏の真剣バトル

 同発表会では、スーパースピードトミカの「TEAM SHINOBI NISSAN GT-R」と「TEAM MONSTER SUBARU WRX STI」を使って、スバルの五島氏と日産の田村氏によるレース対決が行なわれた。

スーツ姿の田村氏に対して、五島氏はスバルカラーのジャケットを脱いで自作のTシャツで参戦

 従来製品の「トミカスピードウェイ GO!GO!アクセルサーキット」を借りて走り込んできたというスバルの五島氏は、それまで着ていたSTIのジャケットを脱いで気合十分で参戦。「田村さんが負けられないって言ってましたけど、私どもにも負けられない戦いがあります。ブランドを背負って頑張りたいと思います」と語り、田村氏は「余裕はないです。童心に返って、(勝つためには)なにか叩くということを言っているので、一生懸命叩きたいと思います」との意気込みを語った。

 レースはインコースにWRX(12周)、アウトコースにGT-R(10周)というポジションが取られ、スタート前のブーストが重要ということからカチャカチャカチャとスイッチを押す音が会場内に鳴り響いた。そして、いよいよレースがスタートすると、一瞬スバルが先行するもレースはあっという間、13秒45のタイムで田村氏のGT-Rが勝利した。

 ゴール直後、田村氏の「勝っちゃった」、五島氏の「あー負けた~」との雄叫びが発表会場に響き渡り、レース後のインタビューに、田村氏は「すいません、勝っちゃいました」、五島氏は「会社に帰れません」などとコメント。また、レース結果について五島氏は「走り込みが足りなかったのかな」、田村氏は「世界のGT-Rファンが推してくれたのかな」とそれぞれコメントした。

 2人の発熱したバトルに、司会を務めたアナウンサーの笹川友里さんからは「お子さまだけのものじゃなくて、パパたちも熱中する姿が見られそう」などと感想を話した。

新商品を説明する株式会社タカラトミー ブランドビジネス本部 トミカマーケティング部 吉原有也氏
新商品を説明する株式会社タカラトミー ブランドビジネス本部 トミカマーケティング部 久山格氏
ビデオコメントを寄せたトヨタ自動車株式会社 GRブランドマネジメント部長 杉浦宏哉氏
司会を務めたアナウンサーの笹川友里さん

史上初のNFCチップ搭載でつながるトミカ。愛車との連携機能などトミカへの期待感も

株式会社タカラトミー 取締役 常務執行役員の富山彰夫氏

 イベント冒頭にあいさつをしたタカラトミー 取締役 常務執行役員の富山彰夫氏からは「本日はトミカがこの先さらに新しい遊びを提供していくべく、新たなプロジェクトの第1弾商品をご紹介いたします。50周年を越えて次の50周年トミカはこの先どんな進化を見せていくか、ぜひ皆さまご期待いただきたいと思っております」との意気込みが語られた。

 タカラトミーでは、ダイキャスト製ミニカー「トミカ」が2020年に50周年を迎えたことに合わせて、これからの50年に向けて「トミカ」をさらに進化させるプロジェクト“トミカ アドバンスプロジェクト”を始動。同プロジェクトでは「テクノロジー×エンターテイメント」を軸に新時代の遊びの価値を提案していくという。

 新商品はそのプロジェクト第1弾商品となり、NFCチップ搭載して専用アプリとデータ連動させるなどトミカ史上初の取り組みを実施。デジタルとアナログの融合により「トミカ」での遊びの可能性をさらに広げ、常に新鮮な「ドキドキ・わくわく・感動」を届けるブランドを目指していくとしている。

 これからのトミカに期待することについて、スバルの五島氏からは「私ども自動車業界もコネクトと言いまして、スマートフォンであるとかインターネットにつながるという技術がこれからどんどん広まっていくんですけども、いよいよトミカもスマートフォンと連携して、スマホとつながるということはもっともっと世界が広まるということですので、本当に発展する可能性を秘めてると思います。私の夢はですね、リアルなクルマとトミカがスマートフォンを通じて、もしかするとつながる日が来るんじゃないかと思っていて、そんな日をちょっと夢見てしまいました」との期待感が語られた。

 日産の田村氏からは「2020年にトミカが50周年を迎えられたということで、おめでとうございます。手前味噌ですが私どもの商品でもGT-RとフェアレディZが2019年に50歳を迎えた中、半世紀という1つの大きな節目のところで、こうやって一緒にできるっていうのは嬉しいことです。その次の半世紀に向かってこういった新しいアイデアをうまくゲームとか、おもちゃに入れていくっていうのはすごく斬新だし、それでその子供たちの夢、アイデアや創造性を鍛えていくっていう、彼らに向かって何かのメッセージを入れていくって、やっぱり大きな作業だと思います。本当に尊敬していますので、私も見習って頑張りたいと思っています」とコメントした。

スマートフォンをおいて専用アプリの演出を楽しめる
アプリのCG映像がレース内容と連動
デジタルラップカウンターによるラップタイム計測
アプリイメージ、レースバトル
アプリイメージ、ドライビングターボ
2021年6月には「ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ トミカ50周年記念仕様 designed by Automobili Lamborghini」(価格:880円)も発売される