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日産、伊藤かずえさんの愛車「シーマ」レストアプロジェクト始動

2021年4月26日 発表

 日産自動車は4月26日、女優の伊藤かずえさんの愛車「シーマ」のレストアプロジェクトを開始した。4月26日13時に、伊藤さんが愛車のシーマに乗って、日産のグループ会社オーテックジャパンに来場、同拠点で一時預かりレストア作業が実施される。

 今回のレストアプロジェクトは、伊藤さんが同社のセダン「シーマ」を30年以上に亘り愛車として乗り続けていることに感謝し、日産のこの先も快適で楽しいドライブをしていただきたいとの想いから実施されるもの。

 3月17日のレストアの取り組みの発表後、SNSなどで大きな反響があったといい、伊藤さんは「Twitterのフォロワー数が1日で1万人増え、こんなにも注目度が高いのか」と語り、レストアが完了した暁には、シーマは高速走行の安心・安全感がある車なので、遠くに行ってみたいという希望を語った。

 また、愛車「シーマ」としばしのお別れになる前のラストドライブを楽しんだ伊藤さんは「ラストドライブで走行距離が26万6500kmになりました。メーターは戻さないで欲しいですね」などと語った。

伊藤かずえさんの愛車「シーマ」レストアプロジェクト。伊藤かずえさんと日産担当者の囲み取材

 今回のレストアについて、日産自動車のレストアチームのメンバーである松村氏は「伊藤さんがシーマを30年も大切に乗ってくださっているので、自動車会社冥利に尽きます。感謝の気持ちを込めて今回のレストアを取り組ませていただきます」とコメント。今後のレストアのスケジュールについては「まずは車内をチェックした上で、伊藤さんと話しながら進めていきたいと思います。伊藤さんにこれからもシーマを楽しんでいただけるよう日産の全精力をかけて取り組みます」との意気込みを述べた。

 伊藤さんからは「昨日はなかなか寝付けず、これはシーマと別れるのが寂しいのかなと感じてしまいました。半年間シーマに乗れないのは寂しいので、頻繁にシーマを見に行きたいと思っています。シーマは家族の一員のような、私にとっての相棒。レストアから帰ってくるのを楽しみにしています」と語り、シーマとしばしのお別れに対して「娘が生まれてチャイルドシートでシーマに乗っていたのが昨日のように感じます。今では、娘もシーマを運転しています。30年も乗っていると車に魂が宿っているように感じます。今までありがとう、新しくなってからも頑張って乗せてください」とコメントした。

 今回のレストアの実施に際し、愛車の「シーマ」を預かる期間、伊藤さんには現在の日産ラインアップの中から選んだ「キックス」を代車として使用してもらう。レストアの状況などは、日産公式Twitterなどで発信していくとしている。