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グランツーリスモSPORT、FIAとIOCによる「オリンピック・バーチャルシリーズ」予選開始

編集部：椿山和雄

2021年5月13日 18:27

2021年5月13日発表

FIAとIOCが「グランツーリスモSPORT」でオリンピック・バーチャルシリーズ開催

　ソニー・インタラクティブエンタテインメントは5月13日、PS4用ソフトウェア「グランツーリスモSPORT」上で、FIAとIOCによる「オリンピック・バーチャルシリーズモータースポーツイベント」のグローバルオンライン予選を開始した。

　開催期間は2021年5月13日〜6月23日。タイムトライアル形式のグローバルオンライン予選ステージが5月13日にスタートし、計16名が各地域から選出され、そしてクライマックスとなるワールドファイナルを迎える。

　この模様は1894年の近代オリンピック誕生を記念する日、6月23日（オリンピックデー）に放送予定。年齢、性別、身体能力を問わず、さまざまな人のスポーツ参加を促すことを目的としていて、トップドライバーたちによるフェアなバトルに期待してほしいとしている。

‘Olympic Virtual Series’ Motor Sport Event Trailer

　「オリンピック・バーチャルシリーズモータースポーツイベント」は、2021年4月26日にFIA（国際自動車連盟）が、新たにIOC（国際オリンピック委員会）との協業による世界で初めてオリンピック認定を受けたバーチャルスポーツのための競技大会として開催を発表したもの。モータースポーツ競技として"PS4"用ソフトウェア「グランツーリスモSPORT」が採用され、新しいモータースポーツとして世界中のプレイヤーがそのテクニックを競うことになった。

　FIAプレジデントのジャン・トッド氏は「私はFIAがIOCと一丸となりこの名誉のあるイノベーションに満ちたスポーティング競技を実現することに喜んでおり、IOCプレジデントトーマス・バッハに我々を信頼してくださったことに対する感謝を述べたいと思います。私たちは同じ価値観を共有し、往来の参加を妨げるものをほぼ取り除き、大勢の参加を可能とさせるデジタルモータースポーツにより提供される多様性と包括性を誇らしく思っています」とコメント。

「グランツーリスモ」シリーズプロデューサーの山内一典氏は「この機会にオリンピック・バーチャルシリーズの1パブリッシャーとして、グランツーリスモが選ばれたことを、FIAのみなさんと共に光栄に思います。これは、私たちグランツーリスモだけでなく、モータースポーツの歴史という観点からも、歴史的な日と言えるでしょう。全世界の数多くのグランツーリスモプレイヤーたちが、オリンピックの体験を共有できることに、ワクワクしています」と述べている。