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ホンダ、狭山工場の閉鎖に伴い「オデッセイ」「レジェンド」「クラリティ」の生産終了が確定
2021年6月16日 16:47
ホンダを代表するモデルが終焉を迎える
本田技研工業は、2017年度の第2四半期決算説明会で「電動化など新技術への生産対応のため、狭山と寄居の完成車工場を、2021年度完了を目処に最新の生産技術が備わる寄居完成車工場に集約」と公表していた通り、国内主要工場のひとつである狭山完成車工場の閉鎖を実施。それに伴いここで生産している「オデッセイ」「レジェンド」「クラリティ」の3車種の生産を2021年内に終了するとした。
また、広報部によるとこの内容は、すでに3月末に国内販売店に通知していて、生産終了後は在庫がなくなり次第販売も終了となる。
狭山完成車工場は1964年に誕生、エンジン、プレス、溶接、塗装の製造における各工程をはじめ、各種部品の取り付け、エンジン搭載や完成車の検査まで一貫生産を行っている工場。同一の組立ラインで多機種を生産できる体制を確立し、ユーザーのニーズに迅速かつ柔軟に対応できるよう、設備に汎用性を持たせているのが特徴。オデッセイ、レジェンド、クラリティの他にも「ステップワゴン」や「アコード HEV」「フリード」なども手掛けている。
オデッセイはデビュー当初からミニバンブームを牽引してきたホンダを代表するモデル。2020年11月にマイチェンが行なわれたばかり。また、レジェンドも2021年3月にレベル3自動運転「Honda SENSING Elite」搭載モデルを発売したばかりだが、広報によると「製造ラインの移管などが難しく、ホンダとしても苦渋の決断をしました。しかし、まだステップワゴン、フリードといったミニバンは健在します。また、今後もより魅力的なクルマを作ってまいります」とコメントしている。