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ホンダ、サステナビリティレポート2021発表 「モビリティ拡大のために空、海洋、宇宙、ロボットなどの研究も進める」と三部社長
2021年7月14日 12:16
- 2021年7月14日 発表
サスティナビリティやSDGsの活動や実績を紹介
本田技研工業は7月14日、サステナビリティ(持続可能性)に関する考え方や、重要課題に基づく活動および実績をまとめた「ホンダ サステナビリティレポート2021(Honda Sustainability Report 2021)」を発表した。
サステナビリティレポート2021では、新たな経営体制となったホンダの目指す姿をはじめ、環境・安全の新目標達成に向けた中長期戦略について、2021年4月に取締役 代表執行役社長 最高経営責任者に就任した三部敏宏氏が決意を述べるとともに、2030年ビジョン実現に向けた重要課題への取り組みと国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献との関連性など、ホンダの企業活動をまとめて紹介。
また、2020年度は新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、外出自粛やソーシャルディスタンス確保への対応、衛生用品や医療機器不足への対応などに迫られた1年となったが、サステナビリティレポート2021では、ホンダの世界各地域の従業員が一丸となって、製品・技術・人を通し、グローバルで取り組んだ主な社会貢献活動なども紹介している。
レポートのなかで三部社長は、環境負荷ゼロへ向けての取り組みとして、四輪車と二輪車の電動化や燃料電池に関する今後の展開を紹介。また交通事故死者ゼロに向け、技術研究だけではなく、新興国における交通安全の教育活動やインフラや政策への働きかけといった領域も重点的に取り組み、ハード・ソフト両面で事故のない社会の実現をリードしていくと説明。
また、さらなる次の夢として、モビリティを3次元・4次元に拡大していくために、空、海洋、宇宙、そしてロボットなどの研究も進めるなど、「人の描く夢を大切にし、大きな目標に向かってチャレンジし続けるなかで、つねに本質と独創性にこだわり続ける会社でありたいと思います」と想いを述べている。