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三菱自動車、タイで軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」の実証実験

2021年7月15日 発表

実証実験に使われるミニキャブ・ミーブ

 三菱自動車工業は7月15日、タイ国内で軽商用EV(電気自動車)「ミニキャブ・ミーブ」を活用する実証実験を行なうと発表した。

 同社のタイ製造・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)が、日立物流のタイ物流会社Eternity(Eternity Grand Logistics Public Co., Ltd.)と実証実験に関する覚書を6月9日に締結した。

 実証実験の期間は1年で、日本で販売されている「ミニキャブ・ミーブ」をEternityの輸送業務に活用。Eternityは今後、走行距離や充電記録、配送ルートなどのデータ集積を行ない、EV普及に向けた環境整備の検証を進めていく予定。

 MMTh社長兼CEOの小糸氏は「今回の実証実験は、三菱自動車が掲げる新環境計画パッケージの取り組みの1つであり、タイ政府の電動化政策に貢献するものです。実証実験を通じて、タイのお客様に電気自動車を商用車としてもお選びいただけるよう、利用環境の整備に取り組んでまいります」とコメント。

 また、日立物流執行役兼アジア極代表兼Eternity会長の本田氏は「物流企業のリーディング・カンパニーとして、二酸化炭素排出量削減に取り組む責任があり、一方で物流コストを下げる必要があります。電動車の先進技術を持つ三菱自動車との今回の取り組みにより、将来の運用を念頭に電気自動車の理解を深め、産業・社会の持続的な成長のために責任を果たしてまいります」と語っている。