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ヤマハ、2050年カーボンニュートラル化に向け「環境計画2050」目標見直し
2021年7月20日 13:54
- 2021年7月19日 発表
ヤマハ発動機は7月19日、2018年に策定した「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」のCO2排出量の削減目標を見直し、2050年までに事業活動を含む製品ライフサイクル全体のカーボンニュートラルを目指す目標を新たに設定した。
新たな「環境計画2050」では、ヤマハ発動機グループが2050年までに目指す姿（ゴール）、2030年・2035年に到達すべき目標（ターゲット）が再設定され、3年ごとの中期計画を策定し活動を推進していくとしている。
今回見直しで、新たに企業活動における自社のCO2排出目標「スコープ1.2.」とスコープ1.2.以外のモーターサイクル、船外機、産業用ロボットなど主に製品群からの排出を合計したCO2排出目標「スコープ3.」が設定された。
2010年を基準年として、スコープ 1.2.の目標として、2030年に50％減、2035年に54％減、2050年に86％減を目指す。スコープ 3.の削減目標として、2030年に24％減、2035年に38％減、2050年に90％減を目指すという。残りの排出に関しては国際的に認められた方法でオフセットすることで、2050年のカーボンニュートラルを実現するとしている。
ヤマハのカーボンニュートラル戦略としては、移動に伴う1人当たりのCO2排出量のさらなる低減を目指すとし、「効率の良い動力源、よりCO2排出量の少ない動力源への切り替え」「CO2排出量の少ない小型モビリティの活用推進」を基本方針とした。
同社では、原材料から製造・使用・廃棄に至るライフサイクルCO2排出量が少なく、環境負荷の小さい小型モビリティの提案を続けてきたとし、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けて、二輪車などに加えてヤマハ発動機らしい新たなモビリティを提案して「新たな価値」を提供し続けていくとしている。
同社は「今回の見直しによりカーボンニュートラルを目指した取り組みをさらに加速し、目標を達成することで世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供し続けていきます」とコメントしている。
